多くのPCユーザーは、PCが好きだからPCを選んだわけではないのかも。

「多くのPCユーザーは、PCが好きだから・Macが嫌いだから乗り換えないということではない」と以前のブログで書いた。今回は「なぜPCユーザーが、Macではなく、PCを選んだのか」という話。
 
人はくだらない選択肢に影響を受けるという実験がある。
 
多くの人に以下のような質問をして統計を取った。
 
「あなた旅行会社の懸賞で海外旅行が当りました。旅費・食費等すべて旅行会社が負担します。あなたはどちらの旅行を希望しますか。」
1.パリ
2.ローマ
 
この場合、結果がだいたい半々にわかれるらしい。
 
そこで、1つの選択肢を追加してみた。
 
「あなたは旅行会社の懸賞で海外旅行が当りました。旅費・食費等すべて旅行会社が負担します。あなたはどちらの旅行を希望しますか。」
1.パリ
2.ローマ(朝食のコーヒーは有料)
3.ローマ(朝食のコーヒーは無料)
 
この場合3を選択する人が増えるという。2のようなマイナスのある選択肢が追加されたことで、マイナスのない3の価値が高いと感じてしまうためだ。何十万円の旅行の決定が、コーヒー一杯数百円で左右されてしまう。つまり、人はつまらない選択肢に影響を受けて意思決定をしてしまうという例である。
 
で、これMacとPCの選択にも当てはまるのかもしれない。
 
例えばパソコンを使用したことの無い人に以下の質問をしたらどうだろう。
 
「あなたはどちらのコンピュータを使いたいですか。」
1.Mac
2.PC
 
パソコン市場でのMacのシェアは10%以下なのだが、この質問であれば半々にわかれても良い気がする。いや、デザインだけみたらMacのほうを選択する人が多くても全く不思議がないように思える。
 
一方で、こんな質問ならどうだろう。
 
「あなたはどのコンピュータを使いたいですか。」
1.Mac
2.だっさいPC
3.しょぼいPC
4.ぶさいくなPC
5.そこそこイケてるPC
 
こんな風に言われれば、5を選びたくなるでしょ。Macユーザーの自分でもそう感じるw。実際の量販店の店頭で多種多様のPCがあるわけだから、その中から出来の良いPCに目を向けたくなるのは当然のことなのかもしれない。
 
マックメム店長 猪川紀夫
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