飯嶋さんとの楽しい日々

飯嶋淳さんがお亡くなりになったということを6月15日の朝のメールで知った。

彼との出会いは1997年。彼がPowerBook ARMYというサイトを精力的に運営していた時のことだ。

自分はNewer Technology(以後Newer)という米国の会社で働いていて、Newerの開発したPowerBook用の周辺機器を日本でプロモーションできるようにサイトにバナーを掲載して頂だいていた。あの頃はまだ家庭にADSLや光なんて無く、電話回線にモデムでネットにアクセスするような時期だったので、小さなバナーデータの受け渡しにも時間がかかったのを覚えている。

その頃日本でもMac Worldが開催されていて、Newerの新製品をサイトで取り上げてもらうために日本に行く度にお会いしていた。PowerBook 2400用のアップグレードカードのプロトタイプのスクリーンショットをサイトに載せてもらったら、ロムの番号から製造元がばれるとIB◯社から偉い剣幕で私が怒られたのを覚えている。Mac World記念にNewerのロゴを入れたPowerBook ARMYのTシャツを作ったりしたのを覚えている。ユーザーのPowerBook 2400をずらーっと並べて記念撮影した頃が懐かしい。そんなPoewrBookな活動を行なっていたのは彼だった。

Newerが無くなってめっきりお会いすることが無くなり、最後にお会いしたのは、2004年の初台のアップル本社でのユーザーミーティングの時だったと思う。

ご冥福をお祈り致します。

マックメム店長 猪川紀夫
 
マックとメモリーの関係

アップルのロゴをちらっと見るとクリエーティブな人になれる。

サブリミナル効果というを聴いたことがあるかもしれない。
 
映画の1コマにコカ・コーラとかポップコーンの写真を入れると、映画館でのコカ・コーラとかポップコーンの売上が上がるというものだ(どうもこの実験は都市伝説的で実際の研究結果ではないらしい。実際にはサブリミナル効果はあるが、人を能動的に動かすような大きな効果は認められていない)。
 
ところが、それに似たような研究が報告されているのを最近知った。
 
それはアップルのロゴを意識が出来ない程度に素早く(13ms)を複数回見せた場合、見せられた人はクリエーティブな活動がアップするというものだ(ちなみに対照実験としてIBMのロゴでも行われているが、クリエーティブな活動はアップしなかった)。
 
この研究はマーケティングと行動経済学の先生によるものなのだが、アップルのマーケティングの成果として、一般の人は「アップル=創造的」という概念をもっており、アップルロゴが無意識にその人に働いてクリエーティブな活動を刺激した結果なのではないかということだ。
 
このサブリミナル(プライミング)実験では、自分の概念への無意識の刺激が自分のパフォーマンスに影響を与えるということが実証出来たわけだ。アップルユーザーとしては日々このことが起きていることを願っている(苦笑)。
 
ただし実験の当時はアップルの”Think Different”の広告が大々的に行われており人々はアップル=創造的と感じていたが、最近はiPhoneやiPadのCMが主流になってきているため、人々はアップル=創造的とは感じなくなりつつあり、この効果は徐々に薄れていくのではないかと述べている。うーん、残念。
 
参考文献:GRÁINNE M. FITZSIMONS TANYA L. CHARTRAND GAVAN J. FITZSIMONS*(2008)
Automatic Effects of Brand Exposure on Motivated Behavior: How Apple Makes You “Think Different”

マックメム店長 猪川紀夫
 
MacのメモリーテスターRember