Mavericksのメモリー圧縮機能:今更そんな必要ある?

OSXの新バージョンMavericks無料ということで早速インストールしたところ自分のMac mini 2009ではもさっとしだした。表示がほんのちょっとだけ遅れる感じ。顕著なのはメールで、メールはこれまでスカッと開いていたのが、今はうーん、ぱっと表示される感じ。実際には0.5秒とかそんなところなのだろうけど、いやーんな感じではある。

これは新しく採用されたメモリー圧縮のせい?と考えてしまうのだがどうなのだろう。
Mavericksからメモリーの圧縮なる技術が採用された。


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このメモリー圧縮のロジックについて詳しいわけではないが、ファイルの圧縮をメモリー上でもやっているということなのかなと想像する。

例えばSafariでネットを徘徊している時に戻るボタンを押すと前に見たページに戻れるわけなのだが、戻る度にネットからデータを取り込んでいるわけではなく、前のデータをそのまま持ち続けていてそれを再度表示している。このほうが素早くページを表示出来るためだ。特にSafariはそのデータをメモリー上にひたすら貯めこんでおく。そうしておけば何ページ前でもすぐに戻ることが出来るからだ。そのため戻って表示することのないデータさえ、Safariを終了するまでメモリー上に居座り続けることになる。

つまり、それはメモリーを大量に消費することを意味する。一方で、HPやブログというのはデータ的にはすかすかなので、それを整頓してあげれば、メモリーの消費を抑えることが出来る。
ではなぜそんなことをこれまでやって来なかったのか。それはデータを圧縮するためのCPUパワーが無かったからなのかもと想像する。最近はi5だi7だとCPUパワーがアップしている。メールやネットのブラウジングだけではもったいないぐらいのパワーなので、余っている分で圧縮する処理をさせようということなのかなと。

でもメモリーのサイズは年々増えていて、標準で4GBや8GBが当たり前になりつつある。増設すれば16GBや32GBなどにも出来る。使い切れないほどのメモリーをわざわざ圧縮する必要があるのか?

たぶん、こういう高機能の処理を導入すると古いMacでは処理が追いつかなくて、ちょっともたつく感じになる。すると新しいMacが欲しくなる→新しいMacが売れる→アップル儲かる、という算段なのではないかと邪推してしまう。ま、新しいOSは新しいMacのためにあるわけなので、致し方無いとは思うのではあるけれども。

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