チャレンジの記憶

1年のはじめに計画を立てるにあたり(今ごろw)、昔のことを思い出してみて、チャレンジしていた時こそが面白かった時なのだとつくづく思う。その時その時は大変だーと思っていても、なぜか良い思い出として記憶に残っている。

自分としては、いくつかの大きなチャレンジがあった。

1つは米国への留学。英語もままならない中で米国へ行って、授業も最初は何を言っているのかも理解出来ないほどだったけれど、それはそれでなんとかなるし、なにより、そこでApple IIに出会った。結局4年間はコンピュータばかりいじっていた。米国へのチャンレンジがなかったこの出会いはなかったかもしれない。

2つめは日本企業への就職。まわりは賢い人ばかりで自分の仕事のできなさに凹んでばかりだったけれど、米国に新しくつくる工場のコンピュータシステムのエンジニアとして参加できた。米国では突貫工事だったので1年間寝る間も惜しんで働き詰めて死にそうだったけれど、それでも完成した時にはすごくうれしかった。

3つめは米国企業への就職。Newer Technologyといういう今はなくなってしまったアップルのサードパーティで仕事をする機会があった。ちょうどジョブスがアップルに復帰した年に仕事をはじめて、アップルの転換期を間近に見ることができた。日本の商社との仕事は気苦労が多くて大変だったけれど、日本の市場に少しは貢献できたのではないかと自負している。

4つめは現在のマックメムの仕事。Newerを辞めた後に、自分で独立してNewerの製品を販売して、それからメモリー専業になったわけだけれど、アップル製品の変化を目の当たりしてきた。メモリー販売が好調の時もあれば、不調の時もあって経営者としてはしんどことも多いけれど、マックユーザーの少しでも助けになれればうれしい。

5つめは大学院での修学。社会人になってから、もっといろいろなことが学びたいと思って、また日本の大学ってどんな感じなのか知りたくて大学院に入った。入る時にはそれなりに院試があって、錆びついた頭をフル回転しなければいけなかったし、入ったら入ったで優秀な若い学生に混じって足手まといにならないように勉強もしなくてはいけなくて大変だったけれど、いろいろな日本に大学とか今の若い人の考えに触れることが出来て楽しかった。

ということで、大変なことを美化しているわけではないけれど、強く記憶にやきつくことが楽しいのかもしれない。その点でチャンレンジできることは積極的にチャンレンジできる1年にしたいなと思う。

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