遠藤のモバイルガーデン:ハンカチノキとは?ハンカチノキとフランスの宣教師の関係

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遠藤です。みなさんこんにちは。

”ハンカチノキ”をご存じでしょうか?

NHKのニュースを見ていたら、ハンカチノキの花が咲きました。というニュースをやっていました。 みなさんは、「ハンカチノキ」という植物をご存じでしょうか? 中国西南部の標高2000m付近の山地に自生する、以下のような植物です。

Wikipediaより

花びらのように見える2枚の白い苞(葉の変化した物)を、「ハンカチ」に見立て、「ハンカチノキ」と名付けられています。 国内ですと、東京大学理学部付属植物園(東京都文京区)、東京大学理学部付属植物園日光分園(栃木県日光市)、京都府立植物園(京都市左京区)などに立派な木が生えています。最近はいろいろな植物園で栽培されており、花の見頃等の情報は各施設に電話をすれば、親切に教えてくれます。

ハンカチノキの学名Davidia involucrata Baill。学名の由来は中国で布教活動をしていたフランスの宣教師の名前です。

さて、ハンカチノキの学名はDavidia involucrata Baill.といいます。 ハンカチノキの発見者Arman Davidの名前が、学名の一部となっています。彼は、宣教師で、中国で布教活動を行う傍ら植物や動物の標本を母国のフランスに送っていました。

彼が発見した生物は、これだけでなく、有名な物ではジャイアントパンダをヨーロッパに初めて紹介した人は彼だったのです。 四川省で現地住民が不思議な動物の毛皮を使っていることに気づき、その動物の標本をを彼はフランスにもたらしました。それがジャイアントパンダだったのです。

パンダをヨーロッパに紹介したのもArman David

宣教師が生物の標本を採集して、本国に送ったというのは、Arman Davidだけでなく、当時は、新種には自分の名前が付けてもらえることなどから、多くの宣教師が派遣先で生物を採集し、標本を本国に送ったようです。 日本では、やはりフランスのフォーリエ神父が有名で、彼の採集した植物の中からイネ科のフォーリーガヤのように彼の名前のついた植物もあります。

 

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