ロビはそうそう簡単にはやめられなくなるぞ、という予測。サンクコスト効果

ロビを組み立てたくなる

ロビかわいいなと思った。創刊号買ってもよいかなと。

で、サイトのFAQを読んでびっくり。この週刊誌、全70号。1号約2000円なので、合計14万円。かつ、CPUやらセンサーがついてくる号はもっと高価だとか(その数は記されていない)。
よくよく考えるとこのセールス方法、実に巧妙。

ロビは14万円にもなる

これ最初に見せられて定価14万円と言われたら引くと思う。でも、最初790円なら何か手が届くような気持ちがしてしまう。

仮に、これから14万円かかることが分かっていたとしても、人は将来に対して実感があまりわかないため、結構甘くみてしまいがち。つまり現実の14万円は高いと思っても、将来の14万円はそれほど高く思わなかったりする(これがクレジットカードの戦略でもある)。

サンクコスト効果でもうやめられない

そして創刊号買うと、2号目は1,990円となる。うーん、ちょっと悩んでもここでやめたら創刊号で使った790円が無駄になると考えて買うことになる。すると、3号目になるとすでに約3,000円投資しているので、さらにやめづらい。これサンクコスト効果と言って、一度使ったお金を惜しんでなんとか取り返そうと泥沼にはまることを言う。八ッ場ダムとかそういうことです。

そのうち2ヶ月もすると”頭部”だけ出来ることになる。頭が動くようになると愛着も増してくる。これイケア効果って呼ばれてます。人は自分で作ったものの価値を過大評価するようになるということです。ということで、さらにやめづらい。

そして、30号、40号となる当たりからちょっと疲労感が出てくるかもしれない。でも、もう後戻りは出来ない。毎週2,000円の出費を強いられて、いや喜んで、最後まで払い続けていくと総額14万円となります。

自分にロビはかわいいと言い聞かせる

「癒し系のロボットはアイボがあったわけだが、それに比べれば安価だし、なんせカワイイ!」という風に自分に言い聞かるに違いない。悲しいかな、それは立派な認知的不協和だと思う。

ちなみにあるユーザーのロビ完成後のお披露(悲しい)

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