まだまだ売れる崎陽軒のブランド力。あれ、もっと美味しいと思ったけれど...

崎陽軒のシウマイ弁当が60周年だとか。

40歳代以上の人ならだれでも、崎陽軒と言えば「シウマイ」と思い浮かべられるのではないだろうか。シュウマイではなく、シウマイ。自分が小学生のころはTVやラジオで崎陽軒のシウマイのCMが結構流れていた。でもなかなか食べられる機会がなく、時々おみやげにもらえると大喜び。その当時、崎陽軒のシウマイは大変美味しかった。

それで、この歳になっても(横浜市民ということもありw)時々崎陽軒のシウマイを食べる機会があるのだが、不思議なことにあまりおいしいと感じない。
崎陽軒は昔ながらのレシピーをかたくなに守り、原材料などは変えていないに違いない。では、なぜ美味しく感じないのだろう。たぶん、崎陽軒のシウマイ以上に美味しいものが世の中にあふれているせいではなかろうか。

シュウマイといえばスーパーには冷凍食品が沢山置いてあるし、同じ系統でいえば熱々の肉まんが常時コンビニで販売されている。餃子を安価で食べさせてくれるチェーン店もあるし、中華料理まで範囲を広げれば美味しいラーメン屋さんも乱立している。食べ物のレパートリーは自分の小学生の時と今では雲泥の差なのだ。もう、崎陽軒のシウマイをありがたがって食べるような時代ではないのは明白だ。
ところが、ところがだ。

時々、買い物に立ち寄る新横浜駅のおみやげコーナーに崎陽軒の弁当ブースがあるのだが、驚くことにおじさん、おばさんでいっぱいなのだ。盆暮れ正月には、帰省の人々がお弁当を買うのに行列を作ったりしている。周りにもおいしそうな食べ物屋さんがあるにもかかわらずである。崎陽軒のブランドが今の時代にもまだまだ効いているのだなと感心する。

でもたぶんだが、新幹線の中でシウマイ弁当を食べて「あれ?こんな感じだったっけ?」と期待ほどおいしくないことに気づいちゃったりするのではないかなーと想像している(苦笑)。

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