Macをだましだまし使っていてはもったいない

今から20年ぐらい前のパソコン(Macがそうだった記憶はあまりないのですが)というのはハードウエアもソフトウエアも未熟で色々なトラブルがありました。
そういう環境で仕事をしていると防衛上知恵がついて来て、トラブルのパターンを学習していきます。この処理とこの処理を一緒にやると高確率でハングするのでやってはダメとか、この処理をする前に一度再起動すると良いとか、うまくやりくりする方法が身についてくるのです。パソコンをだましだまし使うというようなことです。
ところが最近のMacと来たら、どんな無茶な使い方をしてもまずトラブルが起きません。何GBもあるアプリをダウロードしながら、動画を裏ウィンドウで再生しながら、表計算をしつつ、メールを受けながら、動画編集やCGのレンダリングだってこなせます。作業中のトラブルを考えずに仕事が出来るというのは幸せです。OSXの枯れ具合、最高です。
ところが時々、今でもMacをだましだまし使っている人に出くわすことがあります。昔さながらに、この処理とこの処理は一緒に出来ないのでやってはダメ、みたいなことを言います。そういうトラブルが当たり前で、全てのMacがそういうものだと思い込んでいたりするのです。
その人のMacを調べてみるとメモリーの問題だったり、ハードディスクの問題だったり、OSXのアップデートミスだったりと色々な理由があるのですが、それに気付いていないのです。本当にもったいない。
ちょっとでもおかしいと感じたらアップルストアにでも持ち込んで診てもらえば良いのに、おかしいと感じていないのでそういう判断に至るはずもありません。その意味でMacに詳しい友人・知人がそばにいると、自分のMacの挙動と比較が出来て良いのかもしれません。


強制終了
それでも、トラブル時はこの画面からアプリ毎に強制終了します(苦笑)

Mac Proのメモリー故障に関するユーザーのブログ記事について

前々からこのブログで書いていますが、2006年・2008年モデルのMac Proのメモリーの故障が他のモデルのメモリー比較して多いです。
理由とすると
1.高熱になるので寿命が短い
2.ペアで装着する必要があるので1本故障しても動作しなくなるため
3.高速で動作しているのでちょっとした読み書きの遅れでも不安定になるため
これはMac ProとMac Proのメモリーの性質上しかたないことだと思います。
それで、メモリーの故障が多いゆえにMac Proユーザーそれぞれに困っていることが多いようで、ユーザーのメモリー故障の体験談などブログの記事でよく見かけます。
ただちょっと気になるのが、メモリー故障の対策みたいなことがレポートされている場合です。「XXをすると認識するようになりました」とか、「XXをすると安定するようになりました」というようなことが書かれているのですが、本当?と疑ってしまうことがあります。
基本的に”物理的なメモリーの故障は交換する以外に改善する方法はない”ということです。
ユーザーがわざわざうそをブログに書くことはないと思うので、考えられることとすると
1.故障でなかったものを故障と思い込んでいたケース
2.ブログを書いた時にはうまく認識したものの、数時間後、数日後にまた認識しなくなったケース
3.本当に偶然にそのやり方で治ってしまったケース
1の場合は罪がないもの、2の場合、改めて間違いでしたという訂正ブログを書く必要は無いとしても、元記事を削除してくれても良いような感じもします。そうしないと、同じような症状のユーザーがそのブログ記事を信じて何度もトライし、時間だけ失って解決出来ないということが発生してしまいます。困っているユーザーは藁でもすがる思いなのでこの傾向が強くなると思います。
ただ、結局のところ何を書いても書かなくてもユーザーの勝手ではあるので、ネットの情報は読む側がそのへんを差し引いて読まないといけないかなと思います。


Mac Proの故障インジケーター

Yosemiteでのメモリー容量の確認方法。メモリー増設方法もわかります。

OSX10.10 Yosemiteをはじめ、ここ最近のOSXのバージョンはメモリー容量や構成について調べる方法がわかりやすくなったのでまとめてみます。
(以前はシステムプロファイラとかを見ないとわからず、みづらかった)
1.アップルメニューから”このMacについて”を選択します。


このMacについて

2.開いた画面の上の”メモリー”というタブをクリックする。

このMacについて概要

3.するとメモリーの構成が表示されます。

このMacについてメモリー

この図では容量は16GBであり、4GBが4枚装着されていることを示しています。
ちなみに、この画面の下に”メモリーのアップグレードの手順”というリンクがあるので、クリックすると使用中の機種にあったアップルのメモリー増設方法を説明するページにジャンプします。
この機能はかなり便利。以前だとアップルのサポートページで自分の機種はどれかをチェックしなくてはいけませんでした。
また、”このMacについて”で表示される基本画面でモデル名も表示されるようになったのは大変ありがたいです。

konomac4

アップルは本体にモデル名を記載してくれていないことが多くユーザーが自分のMacはどのモデルかがわからないということが多くあったのですが、ひと目でわかるようになりました。
今回のまとめ
1.”このMacについて”を開くとモデル名やメモリーの情報がわかる。
2.メモリーの情報にあるリンクから、アップルのメモリー増設方法を説明するページにジャンプすることが出来る。

MacBook Proのメモリー増設に裏蓋を全部はずすデザインってどうよ。

2014年現在販売されているMacBook Proへのメモリー増設では、裏蓋を以下のように全部はずさないといけない。


mbp1

以前のMacBook Proはメモリースロットの上の蓋をはずすだたけだった。

mbp2

前回のブログで、iMacはネジを見せないようにメモリースロットの蓋を開くには隠しボタンを使う、という話をした。MacBook Proはデザイン的にメモリースロットだけのために蓋さえを作りたくなかったということだと思う。そのため、現在ではバッテリーの取り外しさえも出来ないようになっている。
メモリー屋の観点から言えば、これはちょっと行き過ぎかと思う。メモリーを増設するだけにMacBook Proの基板が見えてしまうのはまずいでしょ。静電気でパチっとやったら基板が逝きかねない。ほこりだって入る可能性だってあるし。以前のMacBook Proのようにメモリースロットだけ見えるような仕組みがいいのだけれど。
で、アップルでもそのことは承知しているのだろう。メモリー増設ができなければネジも見えなくなるし、壊される必要もないし、メモリー関係のトラブルもなくなる。MacBook Airがその最終形だろう。
携帯電話にメモリー増設をする必要がないように、Macにもメモリー増設がする必要がない時代が近いかも。システムが枯れて安定するということは、ハードウエア的にはそのままの状態できっちりと能力を出せるということだと思う。
マックメム店長 猪川紀夫
 
プロジェクトN

iMacのメモリースロットの蓋にはネジがない。

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2014年現在、iMacの27インチモデルはメモリーの増設が可能だ(残念ながら21インチモデルへのメモリー増設は不可)。
ただ、このiMacにはメモリー増設時に開けるメモリースロットの蓋にネジがない。細いドライバーを入れてこじ開けるのか?いえいえ、電源ケーブルを挿す内部にこの蓋を開けるボタンが備わっていて、それを押すとパカっと開く仕組み。人がなかなか見ない背面にもデザインが優先されていて、絶対にネジを見せるようなことはしない。開閉ボタンさえも、電源ケーブルを挿してしまうと見えなくなる。ジョナサン・アイブのデザインへのこだわりということ。
もっと目立つ表面のiMacの液晶のガラスの固定にいたっては全くネジを使っていない(実は両面テープを使用している)。ゆえに、すごく一体的なきれいなデザインになっている。こういうこだわりがある間はアップルはまだまだやってくれそうな気がしている。
マックメム店長 猪川紀夫
 
MacのメモリーテスターRember

メモリーの故障は故障として直視してちょうだい。

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増設したメモリーの故障であるかどうかを判断する一番簡単な方法は、アップルの標準のメモリーに戻してみて安定して動作するかどうか。もしアップルの標準のメモリーで安定して動作すれば、増設したメモリーの故障であると判断して良いと思う。このような場合、マックメムのメモリーであればすぐに交換してしまう。
マックメム以外のお店で購入したメモリーの場合は、購入したお店に交換を申し出てもらえば交換してくれるはず。ところが他店でメモリーを購入したお客様の場合、お店で交換してもらえないのか?交換依頼をするのが面倒なのか?取り外したくないのか?なかなか交換に踏み切らない方が多い。
メモリーは自然治癒などしない(苦笑)ので、一度故障したら交換するしかない。それにもかかわらず色々な理由をつけて故障したメモリーを使い続けようとする。
メールを何回かやりとりをして、最終的にメモリーの故障と判断した場合、交換したほうが良いですよという返事を返すと、翌日になって「朝は普通に使えていたのに、午後から調子が悪くなりました。システムの問題でしょうか?」というような返事が来ることがある。
または、「バッテリーが怪しいと思ったので、電源アダプターにしたところ3時間程度普通に使えていました。ただその後調子が悪くなりました。バッテリーの問題でしょうか。」とか。
または、「午前中アプリは普通に使えるんですが、午後になってから別のアプリにしたら強制終了が頻発しました。アプリをクリーンインストールしたほうがよいでしょうか。」とか。

いえいえ、原因はメモリーの故障ですから!

御願いだから、素直にそのメモリーを使うのやめてちょうだい。そういう気持ちはわからなくないのだが、故障という現実を直視する勇気必要です。
マックメム店長 猪川紀夫

デザイナーM氏がとんでもないトラブルに巻き込まれた!

ハードディスクの交換に必要なのは、スキルではなく情熱。

Unknown

マックメムにはいろいろなマックユーザーからお問い合わせを頂戴する。
メモリーとは関係ないお問い合わせでも、自分の経験でわかることはサポートしている。
それで時々頂戴するお問い合わせに
「MacBook Proのハードディスクの交換は自分で出来ますか?」
というものがある。
私の考えるところ、ハードディスクの交換に必要なのは情熱。情熱があれば出来るし、情熱がなければ出来ない(スキルなんて大したことはなくて、ドライバーをちょろっと回せればいいだけのこと)と思う。
ただ、この手の質問をしてくる方は「ちょっと難しいかも」というのが第一印象。だって情熱を感じられないもの。
今のご時世、ネットを検索すれば他のMacBook Proユーザーの「ハードディスクを交換してみた」的なブログが山ほどあるわけで、それを見て自分で出来そうだと思ったらこういう問い合わせはしてこない。逆に言うと問い合わせをしてくる方は、やり方のページを見ても何が書いているのかわからないから問い合わせをしてきた可能性が高い。
もし自分のMacBook Proが可愛くて、どうしても愛機のためにハードディスクを交換したいんだ!という強い情熱があるのならまずは、自分でわかる範囲でその手のブログで勉強して欲しい。こんなことさえ出来なければ、増設途中でうまくいかなくなった時に簡単に挫折してしまう。にっちもさっちも行かなくなってどこかのお店に泣きつくしかなくなる。
やるからには情熱をもって臨んで欲しいし、情熱がなければ最初からやらないのが賢明なことかと思う。
マックメム店長 猪川紀夫
 
プロジェクトN

最適なメモリーサイズはどのくらい?

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お客様からよく頂く質問に、「最適なメモリーサイズはどのくらいですか?」というものがある。
正直なところ正解はない。なぜかというとユーザーそれぞれに使用する環境が異なるから。
ブラウザーやメール中心のネットの使い方であれば、基本的に4GBもあれば十分かなと思う。でもこれだって、ブラウザーのタブをバンバン開いて閉じないで使うのが好きな方もいるし、小まめに閉じる方もいる。メールだって1日何百何千とメールの送受信をする方もいれば、数件だけという方もいらっしゃる。全く千差万別。
仕事でフォトショップやイラストレーターを使うということになれば作業内容がもっと影響してくる。フォトショップやイラストレーターを快適な使用するために必要なメモリーサイズは”同時に開くファイルのサイズxウィンドウ数x3倍+アルファ”、と一般的に言われている(都市伝説かも知れないが)。でも、長時間同じファイルだけを何度もアンドゥをしながら作業する方もいらば、ファイルを開いてちょっと観て閉じてしまう方もいる。これだけだってメモリーの使用量は全然違う。
「それじゃ、どのメモリーを増設して良いのか全然決められないよ!」と言われてしまうので、お薦めはと言うと、出来る限り大きなメモリーを1枚増設すること。まずは1枚だけ入れてみて作業をする。それで、動きが機敏になってレインボーカーソルも出なくなればそれでOK。もしそれでもレインボーカーソルが出てくるというのであればさらにもう1枚増設してみる。最初から大きなメモリーを2枚同時に増設する必要はない。また中途半端なメモリーサイズはNG。中途半端なメモリーを増設すると後で不足して買い直す必要が出てくるかもしれないので、最大サイズを1枚というのがミソ。
ただ、お仕事でご使用であれば、最初から最大にしてしまってよいかなとも思う。不足すること気にしながら仕事するのも変だし、趣味での使用と違って最大にしても仕事で回収すること出来るので無駄にはならないと思うので。
マックメム店長 猪川紀夫
 

デザイナーM氏がとんでもないトラブルに巻き込まれた!

メモリーは2枚同じサイズを入れなければいけないか?

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アップルはインテルMacになってから、同じメモリーを2枚装着するように言っている。アップルストアでの販売もそうしている。
でも実際には1枚でも問題なく動作するし、別のサイズのメモリーを2枚装着してもちゃんと動作する。
アップルいわく、2枚装着することでデュアルチャネル効果でメモリーの読み書きが高速になるからということなのだが、うちでテストする限りほとんど変化はない。あったとしても1%とか2%とか。レンダリングや科学計算をゴリゴリすれば変化が表れるだろうが、ネット中心の使い方ではまずその違いはわからない。
アップルはそんな違いが無い仕様をなぜ強要するのか。インテルが提唱したデュアルチャンネルをアップルが推すことでCPUを安くしてもらっているとか、メモリーを1枚販売するよりも2枚販売したほうが利益がでるから、なんて邪推をしてしまう。
マックメムでは1枚挿しはありだと思う。理由は1枚のほうがお得だし柔軟性があるから。
例えば2GBが2枚入っているMacBook Proの場合、メモリーを次の段階に増やしたいとするとアップルに従えば4GBを2枚購入する必要がある。そして、もともと入っている2枚の2GBは取り外して破棄となる。
でも、うちなら8GB1枚をお薦めして、もともとあった2GBとあわせて10GBで使用してもらう。4GBを2枚購入するよりも8GB1枚のほうが安いし、かつもともと装着されていたアップルの2GBと併用して10GBにすることが出来る。4GBx2で8GBで使用するよりも、10GBで使用したほうがはるかに恩恵が大きい。
そして、将来それでもメモリー不足になったら、アップルの2GBを取り外して8GBを装着して16GBにすることが出来る。4GB2枚を装着していたら、その2枚を破棄して、新たに8GB2枚を購入しないといけない。2枚装着は増設するために全交換になるのでもったいないでしょ。
マックメム店長 猪川紀夫
 
マックとメモリーの関係

疑うと、原因が見えなくなる

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USBコネクターをポートに挿そうとして、一回でうまく入らないことがある。USBには方向性(上下)があるからだ。
でもUSBに方向性があるからと言って、ポートの口を確認しながら挿すようなことはまずしない。直感で上下を決めて、とりあえず挿してみて、うまく入ればラッキー、入らなければ逆側にひっくり返して挿し直す。でもそれでもうまくいかなくて、USBポートの口を確認をしてみると最初の方向であってたりする(苦笑)。
なんでこんなことが起きるかというと、最初の装着時に逆かもしれないと疑いながらトライするから。
これはシステムのトラブル時にも同様で「きっと大きなトラブルに違いない」と疑っているとちょっとした設定ミスを見過ごしたりする。
でも、Macが素晴らしいのは、マシンとOSバージョンの相性によるトラブルではないか?と疑わずにすむこと。
PCメーカーとOSメーカーが異なると、相性さえも疑わないといけないので、トラブル解決がややこしくなってしまう。
Macのトラブルが少ない(と感じる)のはこういう心理も働いていいるに違いない。
マックメム店長 猪川紀夫
 
OSXでのメモリートラブルの謎