植物の話

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遠藤のモバイルガーデン:一枚の写真から 桜という栞

植物学者遠藤先生による、ほっこりする、やさしい植物解説ブログです。今日はサクラのお話です。1軒の植木屋で作られたソメイヨシノが日本中に広められたため、同一の地域ではほぼ一斉に花が咲きます。古来「さくら」と言えば赤い葉が美しい「ヤマザクラ」を指しましたが、ソメイヨシノがもつ美しさのため「さくら」の代名詞になりました。
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遠藤のモバイルガーデン:冬の果実 いつまでも残っている果実の行方

遠藤です、みなさんこんにちは。毎日通う駅から家までの道でとてもきれいな風景があったので写真を撮ってみました。 実はこの場所で後ろを振り返るとトランスメタ社の新しい中央演算装置を作っている富士通の工場が見えます。 コートに無数のタネが 写真を撮った後で家に帰ってコートをハンガーに掛けた時、コートにたくさんのタネがついてい...
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遠藤のモバイルガーデン:君は「あがったうだつ」を見たことがあるか? 屋根のいろいろと、雪国の知恵

植物学者遠藤先生による、ほっこりする、やさしい植物解説ブログです。今回は「うだつ」と「雁木」という建物のお話です。うだつとは?写真にあるように小屋根付きの袖壁。長屋建ての戸ごとの境に設けたもので、装飾と防火を兼ねるものです。雁木は?これも写真の通り豪雪地帯で雪に埋もれずに商売をするための自然のアーケードです。
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遠藤のモバイルガーデン:アトラス果実の進化と構造 互いに関係しあう果実の構造

植物学者遠藤先生による、ほっこりする、やさしい植物解説ブログです。今回は前回までの3回の進化シリーズのまとめのお話です。遠藤先生はわかりやすいように進化シリーズを体系化した図をつくってくれました。これで八百屋さんやスーパーでの買い物が楽しくなりそうです。
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遠藤のモバイルガーデン:一枚の写真から どうしてこんな所に?

植物学者遠藤先生による、ほっこりする、やさしい植物解説ブログです。今回は古い建物に生えている植物の話です。古い建物の雨どいの受け口に植物が生えていました。クワでした。またイノモトソウ、ヤブソテツも生えていました。クワは鳥に食べられて、イノモトソウとヤブソテツは風に乗って建物までたどり着いたのだと思います。
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遠藤のモバイルガーデン:猫の恩返しを見る 名前の持つ力と絵

植物学者遠藤先生による、ほっこりする、やさしい植物解説ブログです。本日はジブリのアニメ猫の恩返しに出てくる植物の話です。ハルが猫のムタに導かれて「猫の事務所」に向かうところの1場面です。そこにヤツデが描かれているのですが、それに違和感がありました。よく観てみると...
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遠藤のモバイルガーデン:サクランボからキイチゴへ サクランボをコピペして作るイチゴの進化

植物学者遠藤先生による、ほっこりする、やさしい植物解説ブログです。今回は進化シリーズ第3段です。イチゴの場合はこのように花床(ここが食べておいしい部分となります)の上にたくさんのサクランボ型果実が付いているような構造をしています。実はイチゴのつぶつぶが果実なのですが、気づきにくいのです。
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遠藤のモバイルガーデン:あけましておめでとうございます フウセンカズラの種子とサル

植物学者遠藤先生による、ほっこりする、やさしい植物解説ブログです。今回はフウセンカズラのお話です。フウセンカズラの英語名はバルーンベイン。どちらも風船とツルという意味です。小さな白い花が咲くそうなので庭に埋めてみようと思います。
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遠藤のモバイルガーデン:「サクランボ」を増やして「サヤエンドウ」を作る話 そして、キウイフルーツを組み立てるまで

植物学者遠藤先生による、ほっこりする、やさしい植物解説ブログです。以前のサクランボの進化に続いて今回はサヤエンドウとキウイについてのお話です。サクランボは1つの果実に1つの種子でしたが、それが増えていった形がサヤエンドウになります。そしてそのサヤエンドウがくっつく形で進化したのがキウイといことになります。
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遠藤のモバイルガーデン:乱舞するハトがついばむもの ハトが教えてくれたケヤキの親心

植物学者遠藤先生による、ほっこりする、やさしい植物解説ブログです。今回はハトが食べている実についての話です。大学の校内でハトがたくさん集まっているところがあるのを発見しました。何かをついばんでいるのですが、何かわからなかったのでハトにどいてもらって確認したそうです。するとケヤキの果実だということがわかりました。
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遠藤のモバイルガーデン:アップルストア銀座フォトレポート Say hello to Ginza

植物学者遠藤先生による、ほっこりする、やさしい植物解説ブログです。今回遠藤先生は開店初日にアップルストア銀座を訪れたそうです。そこで先着で開店祝いをもらってきたそうです。開店祝いというのが。。。
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遠藤のモバイルガーデン:果実の進化 葉から果実へ サクランボの場合

植物学者遠藤先生による、ほっこりする、やさしい植物解説ブログです。今回はサクランボのお話です。花がどうやって果実になるのかを見てみたいと思います。サクランボの若い時を見てみると心皮の両端(葉の両端)に種子が付いています。その後種子は葉の内側に入ります。そのあと、心皮が発達してサクランボになるわけです。
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遠藤のモバイルガーデン:XJack-Maniac PCカードという箱庭

植物学者遠藤先生による、ほっこりする、やさしい植物解説ブログです。今回はPCカードのXjackシステムのお話です。遠藤先生は色々なPCカードを持っているそうですが、その中でXjackシステムのものが大変お気に入りだとか。モデムカード、LANカード、Bluetoothカード等々あります。
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遠藤のモバイルガーデン:ポストとクローバー 一枚の写真から

植物学者遠藤先生による、ほっこりする、やさしい植物解説ブログです。今回はポストの下に生えているクローバーのお話です。国立駅の南口にあるポストの下にクローバーが生えています。クローバーは通常円形に生えるのですが、ここではコの字型です。なぜこのようなかたちになっているのでしょうか。よく観てみると。。。
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遠藤のモバイルガーデン:猫じゃらし ねこのしっぽは1つじゃない話。

植物学者遠藤先生による、ほっこりする、やさしい植物解説ブログです。今回は猫じゃらしのお話です。猫じゃらしというのは穂で猫をじゃらすことからエノコログサの異称です。アキノエノコログサ、エノコログサ、キンエノコロ、オオエノコロの4つが猫じゃらしに当たります。この4種を区別する方法ですが。。。
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遠藤のモバイルガーデン:風景の点描 キンモクセイ

植物学者遠藤先生による、ほっこりする、やさしい植物解説ブログです。今回はキンモクセイのお話です。幼稚園の前の道を通って、駅へ向かう途中。オレンジ色のキンモクセイの花を詰めた紙袋を見つけました。それはお母さんへのプレゼントでしょうか?
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遠藤のモバイルガーデン:シーボルトの21世紀展 おしば標本の今日的意義

植物学者遠藤先生による、ほっこりする、やさしい植物解説ブログです。今回はシーボルトの21世紀展でお話です。シーボルト展でおしぼ標本が展示されていました。制作されたのは1823年。この標本今でも最新の研究の対象となります。理由は3つあり、1つはこの時代の品種と現在の品種と比較。2つ目はDNAバンク。最後に環境測定用です。
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遠藤のモバイルガーデン:葉のかたちと葉脈 運河をたどろう

植物学者遠藤先生による、ほっこりする、やさしい植物解説ブログです。今回は葉脈レプリカ標本のお話です。クリは葉脈から左右に平行な小さな水路(側脈)を作るというやり方です。アカメガシワはクリシステムを改良しているようです。トコロは運河自体を湾曲させることで課題をクリアしているようです。
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遠藤のモバイルガーデン:スペースフレンド2003 葉っぱのレプリカ図鑑を作ろう

植物学者遠藤先生による、ほっこりする、やさしい植物解説ブログです。今回は遠藤先生が講師として参加したスペースフレンド2003のお話です。スペースフレンド2003では葉のレプリカ図鑑を作ったそうです。インクで転写した葉脈を見てみると種によって葉脈の「模様」が異なるという点をわかってもらうところまでにしました。
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遠藤のモバイルガーデン:太陽とつきあう方法 クズの生き方を観察してみよう

植物学者遠藤先生による、ほっこりする、やさしい植物解説ブログです。秋の七草の1つクズについてのお話です。クズはツルになるマメ科の植物です。クズは夜になると葉をたたんで寝てしまいます。暑い日は葉が「ばんざい」の格好をしていますが、これでは光が葉に十分に当たりません。なぜこのようにするのでしょうか。それは。。。
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