kyokucho/宮田健の気分はブルースカイ:第27回 赤いマジック・キングダムの謎!?

気分はブルースカイ

こんにちは、kyokuchoです。1/12は成人の日だったのですが、千葉県は東京ディズニーランドで成人式のセレモニーを行うようでいろんなメディアが取り上げていました。映像を見ると晴れ着の形も多いようでしたので、きっとこの日はいつもとは違う雰囲気のパークになっていたのではないでしょうか。今日は私が以前体験した、そんな「いつもと違う雰囲気のパーク」の体験を。

私、一昨年の春から秋にかけて、仕事の関係でアメリカはフロリダ、オーランドにて勤務をしておりました。このオーランドという場所は何が有名かというとなんと言ってもテーマパーク!ここにはシーワールドやユニバーサルスタジオ・オーランド、そしてウォルト・ディズニー・ワールドがある場所です。向こうのウォルト・ディズニー・ワールドのCMというのは、有名な大リーガー選手のインタビュー風景で「優勝したらどこに行きたい?」「もちろん、ウォルト・ディズニー・ワールドさ!」というような感じで、アメリカ人にもオーランド=あこがれのリゾート地、という共通認識があるみたいです。そんな仕事をするような場所ではないところで半年間勤務をしておりました。もちろん、週末になるとウォルト・ディズニー・ワールドへ車を30分ほど走らせ、英語の勉強をしておりました(断言)。

日本では「混雑」「並ぶ」の代名詞になっている東京ディズニーランドなんですが、ウォルト・ディズニー・ワールドは普段はそんなに混んでいません。だいたいアトラクションの行列で言うと混んでいてもだいたい20分といったところでしょう(それ以上になると並ぶ気がしません)。それでも家族連れの姿がとても多く、日本のようにカップルで、という姿はあまり見かけないというのが特徴でしょうか。抜けるような青い空、家族全員の笑顔、とてもきれいな風景が広がっていたのが思い出されます。ところが、その日だけは、何かが違う!と・・・・。

6月に入って最初の土曜日だったのですが、いつものように車を走らせ、EPCOTからマジック・キングダムへとモノレールに乗って移動すると、いつもとは違ってものすごい混雑でした。EPCOTもいつもと違って混雑が激しかったので、アメリカのホリデーシーズンに入ったからかな、と思っていたのですが、このマジック・キングダムはそれだけじゃなく、視覚的にはっきりとわかる混雑具合でした、それは一言で言うと

「まっ赤」

なんです。入り口のあたりはウォルトの育ったマーセーリンの町並みを再現しているロータリーがあるんですが、そこが本当に真っ赤なのです。何が赤いかというと、そこにいるゲストの皆さんがとにかくみんな赤い服。右を見ても赤Tシャツ、左を見ても赤Tシャツ。それまで何回となくこの場所に遊びに、もとい英語を勉強しに来ているのに、こんなに赤い日はありませんでした。あまりに赤かったので思わず写真とってしまいましたけど、これを見ると皆さんもきっと「赤!」と思うはずです(2002/6/1参照)。オーランドに赤の流行が?と思ったんですがEPCOTではそんな人は全くいなかったのに・・・

で、皆さんのTシャツをよーく見ると、そこにはミッキーマークとともに「Gay Day2002」の文字が。実はこれ、毎年6月の第1土曜日に全世界で開催されるGay Dayに、ウォルト・ディズニー・ワールドが公式に協賛しており、ゲイやレズビアン、そして同性愛に理解を示す家族が一同にマジック・キングダムに集まって遊ぼうというイベントだったのです。これはGay Day公式サイトによると、1991年からずーっと行われている、由緒ある?行事だったようです。もうこの赤いTシャツを着た人たちの明るいこと明るいこと。ふつうの人たちでも底抜けに明るいフロリダのこの場所においても目立つんですから本当におもしろかったです。こういったイベントにも積極的に参加しているという、ディズニーの精神にちょっと感心した、そんな日だったことを鮮明に覚えています。(ちなみに、非公式ではありますが、日本でも東京ディズニーシーで同様のことが行われました)

・・・ちなみに余談ですが、この「ミッキーマークのついたこのTシャツをおみやげにしたら喜ぶかな」と思い、近くにいる赤いTシャツの方にどこで売っているかを聞こうと思いましたが、ふと気がつくと自分も赤いポロシャツを着ており、そんな小柄で赤いポロシャツを着た東洋人からつたない英語で「その赤いTシャツにとても興味がある」などと言おうものなら勘違いされそうなのでやめたことはナイショです。(ちなみに公式サイトから購入できるようです)

では!
(kyokucho/宮田 健)

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