映画

【ネタバレ注意】東野圭吾《容疑者Xの献身》の落ちは最高。《秘密》の落ちは残念。

東野圭吾の落ちが最高なのが”容疑者Xの献身”。悪いのが”秘密”。彼の本は結構好きですが、落ちが良い話とよくない話が両極端だと感じます。容疑者Xの献身は主人公の石神が完全犯罪を行って罪をかぶるのですが、好意をもっている花岡の自供によってそれが破綻してしまう。石神の心中が切ないです。一方"秘密"の落ちは許せません。その理由は...
映画

米国ドラマ「デクスター」と角田光代の殺意

米国ドラマ「デクスター」。彼は「血痕鑑識官」でありながら、悪人を殺す必殺仕置人。彼は正義で悪人を殺すのではなく喜びを覚えているところが怖いところ。角田光代の「このバスはどこへ」では主人公のくり子が、かつて自分をいじめていた小学校の担任を殺したいと考えていたことをふと思い出して、老人になった彼女を訪ねていく話も面白い。
その他

角田光代の短編小説「名前」。自分の名前を悟る春の描写がお見事です。

角田光代の短編小説「名前」の春の描写が素敵です。自分の平凡な名前に不満を抱いている春子。自分の子供には素敵な名前をつけようと考えているものの、陣痛の中乗り込んだタクシーからの車窓に強烈な春を感じて、母がつけてくれた自分の名前の理由を悟ります。そして生まれてくる子供の名前にこだわる必要を感じなくなるあたりで泣けます。

【沈黙の艦隊】日本のバブルは未来永劫続くものだと思っていた

日本のバブル期、お金で買えないものないという雰囲気がありました。平和さえもお金で手に入るのではないかと。その象徴が【やまと保険】。経済が成長しすぎて米国から叩かれそうになった日本は【やまと】の核の傘に入り、その見返りに世界にお金を配る保険を提案しました。莫大な掛け金を未来永劫支払い続けることが可能だと信じていました。

【断捨離の正体】自分を変える一番簡単な方法が断捨離

一時期流行語になった断捨離。断捨離がなぜそんなに流行ったのかというと、自分を変えるのに一番簡単で即効性があるからです。普通は自分がかわろうとすると努力と時間が必要です。そのため挫折してしまうことが多いです。しかし断捨離は捨てる勇気さえあれば挫折することはないんですね。お手軽な自分を変える方法なので人気があるのです。

【安岡章太郎「幸福」】こんなどんでん返しがあるのか!自分はこれで小説が好きになった

中学の教科書にあった安岡章太郎「幸福」に度肝を抜かれました。国語の教科書というのは退屈でした。文部省が選ぶ当たり障りのない文章や物語しかないわけですから。子供はブラックジャックやドラえもんなどで素晴らしいストーリーに出会っているので、子供向けの陳腐な話しでは心が動かされません。ところが幸福を読んでぶっ飛びました。

【森絵都カラフルを読んで】失敗出来る人が他人に好かれる

森絵都カラフルを読みました。人の体は借り物なので失敗を恐れずに生きていくことが人に好かれる秘訣かなと感じました。他人に好かれるには立派な人にならないといけないと思いがちです。でも失敗を恥ずかしがらずにカミングアウト出来る人のほうが好かれます。となると、人生においても失敗はおいしいネタじゃないかなと思ったりします。
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Newer Technologyの話後篇を出版しました。アマゾンKindleストアにて発売中!!

米国の田舎にあったハイテク企業アップル社のサードパーティNewer Technology社がぶっ壊れていくのを見た僕の記憶【後編】という本をkindleストアにて発売しています。

【ネット書店のメリット】本を手元に持ってこい!と命令できるスタッフを雇っているようなもの

ネット書店のメリットは2つあります。1つは本の在庫を瞬時に知ることができること。もう1つは物理的に本を探し出す作業をスタッフに任せることができることです。大型書店では圧倒的な数の本の中から欲しい本を1冊だけ抜き出す必要があります。体力も集中力も必要です。でもオンライン書店であればスタッフがしてくれるので楽ちんです。

【京アニの犯人の回復】不幸が不幸で終わらないことがある

京アニの犯人の皮膚移植無しでの治療が功を奏して回復に至った。通常であれば皮膚移植するところ被害者の移植を優先したことから犯人への移植は見送られた。これまで成功例がないのはリスクが高いということだろう。犯人ゆえに最悪は死亡もやむなしという判断だったのだろう。しかしそれによって人類は貴重な医学的データを得たかもしれない。
Mac

Newer Technologyの話をまとめて出版しました。アマゾンKindleストアにて発売中!!

米国の田舎にあったハイテク企業アップル社のサードパーティNewer Technology社がぶっ壊れていくのを見た僕の記憶【前編】という本をkindleストアにて発売中。11月26日までは無料です。β版のリリースということで技術的な不備があればご連絡ください。
映画

【眉村卓氏死去】当時の子供は《なぞの転校生》でSFを学んだ

少年ドラマシリーズ《なぞの転校生》(眉村卓氏原作)は、当時の小学生にSFというジャンルの存在を教えてくれた作品の1つです。NHKの学園ものでありながら《おどろおどろしかった》のを鮮明に覚えています。それでも斬新なストーリーに惹きつけられて毎日観てしまいました。SF作家が書いたドラマは子供にとっては超新鮮でしたから。
その他

世界的に有名な自己啓発本”7つの習慣”を読み始める

世界的に有名な7つの習慣を読み始めています。とにかく小さい文字でぎっしりと書かれた500ページ以上にもおよぶ大作です。物の見方を変えれば自分のあり方を前向きに改めることが出来るとのこと。それまでとは世界が違うものに見えるようになり、まわりの環境に影響されず、逆に影響を与えるようになれるとあります。
その他

人は希望がなくなれば本当に死んでしまうという実例。第二次大戦のナチスのユダヤ人強制収容所でのこと。

希望を持つことが生きる上で大切であることを、ユダヤ人の精神科医であったヴィクトリー・E・フランクルは、自身がナチスのユダヤ人強制収容所に収容された体験をもとに「夜と霧」という本で語っています。 1944年収容されている人々はクリスマスには家に戻れるのではないかという根拠のない希望を持っていました。しかし実際には...

伊藤計劃の世界観にもうメロメロ。

ずーっと昔、Appleが描いた未来にぞくぞくしたのだが、現在は伊藤計劃という作家の世界観にもうメロメロ。 彼は作品中で近未来を提示しているのだが、現代に住んでいる自分が全くの情報弱者であるかのように打ちのめしてくれるところが凄い。 ”ハーモニー”という作品の中の主人公の女の子とその友達の女の子との会話だが、 「昔はね、...
Macな心理学

メールとギャンブルの共通点。

最近の学生は帰る時のあいさつが「おつかれー」。これも若者言葉?おっさんサラリーマンのようで、自分にはやや違和感。自分乙で、おつかれという意味だというのも最近知る。 地下鉄でiPad2を使用している結構おしゃれないビジネスマンを発見。(たぶん会社から支給されている)携帯片手にiPadを真剣に覗き込んでいる。何かのデータを...
Macな心理学

心とは何?意思はどのように決定されている?

500mlのペプシネクストについて来たシャア専用ザク。何かのプロモーションらしい。 2日連続でお騒がせ中の100MBを超えるデータの扱い。なんとSPSSという統計ソフトのOSX版もあった。2週間のトライアルが可能ということでダウンロード。データのクリーニングならこれで十分。 「ダンゴムシに心はあるのかー新しい心の科学」...
Macな心理学

【集合知と疑似科学】「みんなの意見は案外正しい」

ジェームズ・スロウィッキー著「みんなの意見は案外正しい」を読み始める。集合知の本。 イギリスの人類学者で統計学者でもあったフランシス・ゴールトンの話から始まる。彼は彼のいとこのチャールズ・ダーウィンの『種の起源』に影響を受け、人の才能は遺伝で決定すると信じ、人為選択を適用すればより良い社会ができると信じていた。 ある時...
Mac

電源が勝手に落ちるのは致し方ないか。BJによろしくと節電対策。

昨日の内容で、内蔵HDがうまく読み込めない場合、自動で電源が落ちる仕様についてちょっと起こってみたけれど、Macがずっと動いたままで強制終了の仕方を知らないお客様にとっては電源が落ちてくれたほうが気持ちは楽なのかもしれない、とふと思った。ただ、何どもリトライするとはおもうけれど。 今頃になって「ブラックジャックによろし...
Mac

アマゾンで注文した中古本が自炊用だったのにびっくり。

新しいiMacが本日登場。 新iMac:4つの新機能 1.アッドコアCPU(Sandy Bridge世代)の採用 2.グラフィックス機能の強化 3.Thunderboltインタフェースの搭載 4.FaceTime HDカメラの内蔵 のようです。 +D PC USER iMacと言えば、先週、単身赴任をしている知人と話し...
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