【森絵都カラフルを読んで】失敗出来る人が他人に好かれる

人は役者

森絵都 カラフル

最近になって森絵都さんという女性作家を知りました。「チーズと塩と豆と」というアンソロジーにて素敵な短編を書かれていたので、長編を読んでみたいと「カラフル」を読んでみました。

ジュブナイル小説で素敵な読みやすい話でした。ただ、正直なところ自分には内容が若者向けすぎて、感情が大きく盛り上がるところはありませんでした。

でも、その中で1つ感じたことがありました。「主人公の少年の魂が死んだ少年の体を借りてこの世で生活する」という設定なのですが、主人公の少年は借り物の体なので恥ずかしがらずに好きなことをするわけです。どうせ自分はこの体からすぐにいなくなるわけなので何をしても自由、という感じです。

で、はたと考えました。これって実はすべての人にも言えるのでは?と。人の寿命は数十年、その間借り物の体で生活をしているだけです。その間に「恥ずかしいから」XXをしないとか、「世間体があるから」XXをしないとか、「みっともないから」XXをしないというのは本当は損なのではないかと思ったわけです。

シェイクスピアだったか「この世は舞台。人は皆役者だ。」なんていう表現をしていました。役者であれば、それは演技なのだから人生をどう演じても恥ずかしくないわけですね。
 

失敗する人が好かれる理由

Youtubeを見ていて感じるのが、何かにチャレンジして失敗している動画が人気があります。多くの人がそれを見て「ばかだな〜」と言いながらすごく共感しているわけです。

「俺はこんなことで成功したぞ!」と自慢をしている人はねたまれますが、「僕はこんな失敗をしてしまいました」という人は憎めないのです。それは失敗によって謙遜になる姿勢と失敗を恐れずにチャレンジしていることへの尊敬みたいな気持ちがあるからです。

最近のブログでTEPCOのクレジットカード変更手続きの失敗談を書きました。

こういう失敗記事はアクセスが多く集まります。逆に言うと、こういう失敗がないと記事はなかなか読まれません。そう考えると失敗はおいしいネタなんですね。

他人に好かれるには立派な人にならないといけないと思いがちです。でも実は全く逆で、失敗を恥ずかしがらずにカミングアウト出来る人のほうが好かれるんですね。となると、人生においても失敗はおいしいネタじゃないかなと思ったりします。

なんてことを、森絵都さんの「カラフル」を読んで思った次第です。
 

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