【沈黙の艦隊】日本のバブルは未来永劫続くものだと思っていた

沈黙の艦隊とやまと保険

沈黙の艦隊

自分の好きな漫画の1つは【沈黙の艦隊】です。

ざっくりした話としては、日米で開発した最新鋭の潜水艦「やまと」がテスト航行中に逃走。その後独立国となることを宣言。

「やまと」の目的は軍事力(抑止力)を提供する国となること。

「やまと」同盟を結んだ国が攻撃を受けた場合、「やまと」は世界中どこにでも行き、相手国攻撃することが出来るとし、究極の抑止力を提供をするわけです。

これ以上ここでは詳細を書きませんので、興味のある方はWikipediaを読んでみて下さい。

もしくは実際に漫画を読んでみて下さい。

 

沈黙の艦隊の裏テーマ

沈黙の艦隊が連載されていたころ、日本はバブル真っ只中でした。日本は米国の経済に肉迫しており、ジャパアズナンバーワンなどと言われておりました。

日本の経済成長に大国(米ソ英仏中)から嫉妬されているという被害妄想(事実?)があり、いつか大国は日本をつぶそうとするに違いないと思いがあったと思います。

つまり、大国からしてみれば日本は成金。出る杭は打っておこうと考えているに違いないと。

そんな背景から、漫画の中で日本は「やまと」と同盟を結び抑止力を得ようとしますが、それが逆に大国から猛反発を喰らいます。

日本は核を持てないので、やまとを独立させた後同盟を結ぶことで核を手に入れようと画策をしたと勘ぐられるわけです。

米国は「やまと」をテロ国家と断定し、同盟を結ぶ日本をテロ支援国家としてたたき潰そうとします(ただ「やまと」艦長の海江田の天才的な戦術によって米国海軍でも「やまと」を撃沈することが出来ないのですが)。
 

やまと保険

そこで日本(正確には大滝なる政治家)が提案するのが「やまと保険」なる仕組み。

日本は「やまと」が存続する限り保険の掛け金を支払います。その保険金の受け取りは世界各国。

つまり保険金が欲しければ「やまと」を攻撃しないでね。もし「やまと」を攻撃しようとする国や勢力があったら反対してね。

というような、世論をお金で味方につけようとしたわけです。

つまり「平和目的のためであれば日本は世界各国にお金を分配しますよ」というような金満ぶりだったわけです。

その莫大な掛け金を、今では信じられませんが、未来永劫支払い続けることが出来るという雰囲気が日本中にあふれていました。
 

自分の家にあったゴルフ会員権のバブル

バブルの絶頂期を思い返してみると狂気に満ちていたように思います。とにかく高額なものがどんどんと高額になっていきました。

自分には無縁でしたが、巷では土地とか株とか高額で取引されていました。高額だとわかっているけれど、翌月になったらもっと高額になるので今買っておかなければ!というような脅迫観念がありました。

うちで唯一バブルらしいものがあったとしたら「ゴルフ会員権」。

父が社会人なりたての頃に安く購入したゴルフ会員権。昔のゴルフ場は会員制でメンバーでないとゴルフは出来ませんでした(正確にはゴルフ会員権を持っている人と一緒ならゲストとしてプレーできた)。

ゴルフ場の会員数は一定なので、新しく会員になりたい場合、誰かに会員権を売ってもらわないと会員になれません。よって、需要と供給によって会員権の値段が決まっていきますが、バブル期は皆お金が余っていて、多少多く支払っても会員権がほしいという需要過多状態でした。

その当時、ゴルフ場の会員権を売買している会社がいくつもあって、その会社から会員宛にこの値段で会員権を買取ますというようなはがきが定期的に送られてきました。

当初1000万円ぐらいだったものが、2000万円になり、3000万円になり、どんどんと上がり続け、ピークは1億円を超えました。

でも父は会員権を手放しませんでした。理由は売ってしまったら二度と手にはいらないからでした(そんな考え方もバブル的)。

結局バブルがはじけ、ゴルフ場の会員権はバブル前の価格以下になりました。

あの時売っておけばよかったね、と時々家族で思い出しては笑い話をするのでした。
 

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