米国のクリスマスシーズンは仕事にならない
クリスマスの話を少々。
自分が米国Newer Technologyにいた頃、クリスマスシーズンは仕事がほとんどできませんでした。
何故かと言うと皆がクリスマス用のお菓子を持ってきてオフィスの真ん中あたりにおくものだから、就業時間中にそれをみんなでつまみながら雑談が始まっちゃうんですよね。
皆自分たちの家のイルミネーションやクリスマスツリーの飾りつけのことで頭がいっぱいで会社の仕事など上の空です。
よくそんな感じで会社が成り立つなと思っていたのですが、他の会社も同じような感じなようで営業の電話もほとんどかかってきませでした。
12月は米国中(少なくてもカンザスは)が浮かれるシーズンなのです。
Newer最後のクリスマスパーティー
そんなNewerも2001年に倒産してしまったのですが、倒産前最後のクリスマスパーティーに招待されたことを覚えています。
自分はすでにNewerから独立しており、Newerの社員ではなかったのですが一応関係者として技術部門の副社長が招待してくれたのでした。
ただ、そのパーティーに参加してみるも、ほとんど知っている人はいませんでした。
破産寸前だったNewerの社長は経営責任を問われ更迭されており、自分の元上司や同僚も退職していました。
株主が送り込んだ社長や会計責任者がパーティーを仕切っており、自分にはまったく関係ない会社になってしまったと淋しさを感じました。
自分がいることが場違いな感じがしてパーティ途中でそっとNewerのオフィスから去ったのでした。