思いきりアメリカン
Youtubeのおすすめに出て来た、杏里と松田聖子の娘・沙也加が歌う「思いきりアメリカン」を観てみました。
今どき、「思いきりアメリカン」という響きもなんだかな(苦笑)と思ったのですが、この歌の歌詞にこんな一節がありました。
今ごろあなた
私のエアメール
受け取って何もかも気づく頃
西海岸から郵送したエアメールが日本に届くのがおよそ一週間。
自分の居場所を知らせるのに一週間というのは何とも日数がかかり過ぎのような気もしますが、最終的に男性に”さよなら”と言ってふったようなので、逃亡するには有効だったかもしれません。
これが現在別れ話なんてしようものなら、LINE等で相手からの怒涛のように連絡が来てうざいでしょう。連絡が取りたくてもすぐに取れないというのも、ある意味便利だったのかもしれません。
エアメールって知ってます?
ちなみに、今どきの若者はエアメールって知っているのでしょうか?すでに死語でしょうか?
アマゾンを調べてみたら、ふちに青と赤の縞模様が入った封筒が売られていました。今でもあるんですね。
1980年代にはネット上でメールのやりとりをするような仕組みがありませんでしたので、海外とのメールのやりとりは郵便でした。
その当時日本から米国への航空便はだいたい1週間前後かかりました。
自分が米国へ留学の申請をした当時、大学に書類を送ると1週間で相手に届くのですが、相手が書類を処理するのに1〜2週間、返送に1週間かかりました。つまり1往復に1ヶ月程度かかったわけです。
書類に不備があれば、そのプロセスを再度行わなくてはならず、今の時代と比べて時間もコストも圧倒的にかかったわけです。
最終手段は電話
ただ、この郵便でのやりとりは時間がかかりすぎるため、最短で確認をとりたい場合は国際電話をするしかありませんでした。
その料金がまー高かったこと。日本から米国が1分数百円とかだったはずです。
で、ちょっとYoutubeのCMで調べてみました。
KDDのCM「ゼロ・ゼロ・ワンダフル」が懐かしい!
このCMによると1987年当時、深夜割引で最初の1分300円。その後の1分220円となっています。
1996年当時で夜間・ファミリー割引で最初の1分が158円、その後1分79円となってますね。まだまだ高いですね。
国際電話本当に贅沢品でした。個人的には本当の急用の時しかかけられない感じでした。
現在は通話料がほぼ無料
今ではネットのおかげで国内通話とか海外通話というような概念さえなくなりました。価格もほぼ無料のような感じです。
逆に若者はSNSのチャットで十分、通話なんて面倒だと感じる世の中となりました。あらためてすごい時代だなと感じている次第です。