遠藤のモバイルガーデン:XJack-Maniac PCカードという箱庭

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遠藤です。みなさんこんにちは。
きょうは、ちょっといつもとお話の内容を変えてPCカードについてお話ししたいと思います。私は主にノートPCを使って仕事をしています。この文章もノートPCで書いています。

ノートPCはPowerBook 550cからはじまって、 何台かを経て現在はPowerBookG3と ThinkPad X22というコンピュータを使っています。

ノートPCはデスクトップと比べて拡張性が低いのが難点ですが、拡張性を確保するものとしてPCカードスロットがあります。

このスロットにいろいろなカードを指すことによって、メモリを増やしたり、イーサネットにつなげられるようになったり、モデムを使うことができたり、画像を取り込むことができたり、音楽を取り込めるようになったりします。

カードのサイズは規格があり、その同じ規格のなかで各社がいろいろな工夫をしており、それを眺めていると、さながら箱庭のようで、楽しいものです。

みなさんもノートPCをお使いの方なら、何枚かのカードをお持ちだと思います。

私が持っているカードをちょっと出してきてみました。
 

特にこれといって珍しいカードがあるわけではないのですが、例えば
 

これは、PCカードサイズのハートディスクドライブです、今ではUSBのメモリが主流ですが1G程度の比較的大きなファイルをやりとりする時にはこれが便利です。

昔のノートPCにはイーサーネットのコネクタも、モデムのコネクタもありませんでしたから、モデムやイーサネット用のカードは必須でした。

私の持っているカードはモデムのカードが多いようです。モデムカードは本体にモデムポートの完備された現在でも重要です。なぜなら国内だけで通信をする分にはノートPCにはじめから内蔵されているモデムを使うことができますが、海外の電話線事情は比較的まちまちで、極性が逆だったり、デジタルフォンシステムが使われているホテルなどでは差し込み口に高い電流が流れていたりしてモデムを壊してしまうことがあるからです。

内蔵モデムを壊してしまうと帰国してから修理が大変ですが、モデムがカードであれば本体への障害を最小限にくい止めることができます。また、モデムの予備という意味でも重要です。

こんな風に、いろいろなカードが集まってくると、カプラー(モデムからでているコード)がなくなってしまったり、どのカプラーがどのカードだったかわからなくなってしまったりと結構管理が面倒になってきます。

そんなときに便利なのがXJackというしくみです。

説明するよりも見てもらった方が早いので、写真を見てください。
 
例えば、普通、モデムカードは。。。
 

このように、カードの先にカプラーが着いており、その先をモジュラージャックに刺すようになっています。
 
したがって、このカード使うにはPCカードと、カプラーがどちらも欠くことなく必要なのです。

一方XJackのLANカードは
 

このように、使わないときにはジャックがカード内に格納されており、使うときには矢印の部分をプッシュすると
 

このように、ジャックがでてくるというしくみです。

あとは、出てきたところに電話線をつなぐと
 

こんな風にすぐに使うことができます。

モデムから始まったこのしくみは、モデムのほかに

LANカード、
無線LANカード
 

BlueToothカード

に使われています。

私はこのXjackシステムを初めて見たとき、大変感動して使ってみたいと思っていたのですが、ほかのカードに比べて価格が高く(時には2倍から3倍するときもありました)なかなか手がでませんでした。最近、アウトレットショップなどで昔のカードが安く売られているときがあり、そんなときにすこしづつ集めるようになりました。

このジャックは見た目には華奢なように見えるかもしれませんが、ケーブルを持ってノートPCをつり下げても落ちないくらい丈夫にできています。

このしくみは最初Megaheltzという会社が開発して、それが、US Roboticsという会社を経て今は3Comが技術を持っています。

みなさんは、どんなカードをお持ちでしょうか?
 
 
 

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