
遠藤です。みなさんこんにちは。
みなさんは、マツバボタンを見たことがありますか?花壇の縁を彩る植物としてよく植えられています。
かわいい植物で目立った特徴はあまりない植物ですが、実はマツバボタンにはおもしろい特徴があります。
つまようじでかるく雄しべに触れると、雄しべが触れられた方に動きます。
写真で見てみると


前の写真がつまようじで触れる前、そして、後の写真がつまようじで触れた後の花の写真です。どこをつまようじでさわったのか、わかりますか?
では、なぜこんなことが起こるのでしょうか?
じっと松葉ボタンの花を観察していて、わかりました。
それは、虫が花にやってくるとき、ちょっとでも多くの花粉を虫につけ、次に訪れた花で自分の花粉が受粉に使われる可能性を増やし、自分の遺伝子をより多く次代に残すため、ではないでしょうか?
雄しべが動く植物は私はこのマツバボタンしかまだ知りません。きっとほかの植物でも動くものがあるのではないでしょうか。
みなさんもマツバボタンを見かけたら、つまようじや、鉛筆の先などでさわって、動く様子を観察してみてください。そして、マツバボタンのほかにも動く植物があったらモバイルガーデンまで教えてくださいね。