愛しのローズマリーって、ローズマリーが大好きな人のドキュメンタリーじゃないの(苦笑)

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遠藤です。みなさんこんにちは。

「愛しのローズマリー」という映画

昨日、電車の中で、「愛しのローズマリー」というラブコメディー映画の広告を見つけました。

私は、ローズマリーが大好きな人のドキュメンタリーなのかと思ったのですが、それは違いました。ローズマリーというのは、この場合登場人物の名前のようです。 植物の研究をしていると、いろいろな質問を受けるのですが、ローズマリーで思い出した質問に「ローズマリーは、どんなバラなのですか?」というのがありました。 ローズという名前から、その方はバラだと思ったのだと思いますが、結論から言うと、

ローズマリーはシソの仲間。バラの仲間ではありません。

では、なんで、シソなのに、ローズマリーというのでしょうか? ローズマリーは英語名ではRosemaryです。ローズマリーは、英語をそのまま輸入した名前だったことが分かりますね。 ローズマリーの学名はRosmarinus officinalis L.といいます。ラテン語である学名のRosmariusは、Ros + mariusという合成語で、ぞれぞれの意味は、ros = 水滴、雫、marius(=maritimus) = 海という意味です。ですから、「海の雫 = dew of the sea」という意味の名前のようです。 ラテン語で、「海の雫」という名前だったローズマリーは英語圏でRosmarius>Rosemaryという風に変化したのではないでしょうか?

さて、どうしてローズマリーは「海の雫」なのか?

という謎が残りますが、「水辺に生えるから」というから、との説をとる本もありますが、この種は比較的乾燥地に生えることから、ちょっと違うと思っています。 しばらく考えたのですが、ローズマリーを良く観察すると、つぼみの形が、しずく型で、青みがかっているので、これを「海の雫」にたとえたのではないかと思います。 最近ハーブをお庭で栽培なさっている方が増えてきていますので、機会があれば、葉をお料理に使うだけでなく、是非ローズマリーの花や、つぼみも観察してみてください。 映画は、ビデオもありますが、仕事が気になって、全部通して見ることが難しいのと、やはり大画面の映画館で、見たいと思っています。 映画は、最近行っていないので、時間を見つけて、行ってみたいと思います。みなさんのお薦めはなんですか?私がもっとも最近見た映画は、「ロッタちゃんと赤い自転車」です。

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