遠藤です。皆さんこんにちは
2004年の年の瀬をいかがお過ごしでしょうか?
年末年始の買い物のために、車で郊外のショッピングセンターに出かけてみました。
午前中は片づけ物をしていたので、午後になって出かけたら、帰る頃にはあたりは真っ暗になっていました。
駐車場で自分の車を見つけていると、一本の木が立っているのに気がつきました。
この木は「エノキ」という木で本来は冬にはすべて葉が落ちているはずです。
ではなぜ、1本だけ、葉がついたままなのでしょうか?
不思議に思って、近づいてみました。
もう皆さんはわかりましたか?エノキが葉を落とさなかった原因はこの街灯だったのです。
葉を落とす原因として私たちは気温の低下というのをすぐに思い出しますが、植物では光の当たる時間の長短という条件も大変重要です。
例えば、キクの栽培では秋になり日が短くなってくると花が咲くというような仕組みが備わっています。そこで、出荷の時期を遅らせるために菊を育てている畑に電気を灯して明るくし、花をつける時期を遅らせるという方法が昭和12年愛知県豊橋市で開発され、今では全国で行われています。
街灯のある街路樹などを見ていると街灯のある側だけ葉の色が違ったりしていることもよくあります。
皆さんも、観察してみて下さい。