1960〜70年は人類の夢がかなった時代
ユーミンの”未来は霧の中に”という歌に『科学も夢を見てた』というフレーズがあります。
「ジェット機で音速を超える」「人工衛星を打ち上げる」「宇宙遊泳をする」「月面に着陸をする」などなど、当時ではビッグニュースでした。まさに1960〜70年は『科学も夢を見てた』時代だったわけです。
月の石を採集目的のゼロハリバートンのケース
ゼロハリバートンのアタッシュケース。月の石を持ち帰ったことで有名になりました。
そこにロマンを感じて、自分が社会人になりたての頃初めて買ったアタッシュケースはゼロハリバートンのものでした。
なんでこんな話をしているかというと、納戸を整理していたら奥から出てきたのですよ、そのゼロハリバートンのアタッシュケースが。
なぜ使わなくなったのか
重すぎる
まず、重い。素材はアルミ合金。アタッシュケース単体で3.5kgあります。これに書類をいれたら4kgとか5kgとかになってしまって片手では重すぎるのです。当初はPowerBook Duoを入れていたこともありましたが、握力が崩壊しました(苦笑)。
こういうのは片手でもって颯爽と歩くのがかっこいいのに、「よっこらしょ、よっこらしょ」と運ばなくてはならずカッコわる〜、でした。
実はこの重さ問題を解決しようと、ケースの両脇にUボルトを打って、そこに肩ひもを通したのですが、今度は肩こりがひどくなり、使用を断念しました。
中身がぐちゃぐちゃになる
ケースの中を見てもらうとわかりますが、A4サイズの封筒がぱらっと入っています。このようにデバイダーがあるわけではないので、書類いれるとばらばらになります。書類は必ずバインダーにとめるか、封筒に入れる必要がありました。これが結構面倒くさいわけです。
ま、これはゼロハリバートンに限ったことではなく、アタッシュケース全般に言えることですが。
最近のゼロハリバートンは軽くなった?
これを見てみると、重さ3.65kgということでほぼ変わっていません(苦笑)。軽くなったように思っていたのは勘違いだったのでしょうか?
調べてみると最近はポリカーボネート製のライトウェイトモデルが販売されていました。
こちらの重さは2.4kgと若干軽くなっていました。ただ、この素材だと月の石は持ち帰れない(苦笑)。
見栄で持つには体力が必要
女性がかわいく見せるためには冬でもミニ・スカートを履くように、自分もかっこよく見られるために、ゼロハリバートンの重いケースを見栄を張って持つことも必要なのかな、なんて思ったりします。
今では荷物をいれるカバンは、もっぱらデイパックと日和っているところがおっさん丸出しです(苦笑)。