遠藤です。みなさんこんにちは。
はやいもので、もう7月。1年の半分が終わったことになりますね。
今年の前半みなさんにはどんな楽しいことがありましたか?
私の家で楽しいことと言えば、庭にナスやトマトやキュウリなどを植えて育てています。
自家製の野菜はおいしいですよ。
キュウリは雄花と雌花があって、この写真はキュウリの雌花。花の時期からもう小さなキュウリが見えますね。
キュウリはツル植物といわれる仲間で自分の身体をほかの植物にからみつくことで支えています。
巻き付いたツルはみなさん見たことがあると思いますが、どんな風に巻き付くかを見たことがある人は少ないと思います。
見てみたいと思いませんか?
え?「ツルの前で1日中じっとしている時間はない」ですって?
大丈夫。5分あれば見られますよ。
まず、長く伸びたツルを見つけて、ツルをなぜてください。
このとき、あちこちをなぜるのではなくて、決まった場所を指1本でなぜてください。
そうですね、20回もなぜれば十分です。
こんな感じで、指を左右に20往復させてください。
2分後。もう、巻いてきました。
実は、このときは50往復なぜてしまったので、巻き方が早すぎて途中の写真を撮っている時間がありませんでした。
指をはずしてみました。きれいに巻けていますね。
この観察からわかることはツルは刺激を感じて感じた方に曲がるということのようです。
実際、自然状態でツルを巻き付けるときのことを考えても、そうなっていた方が好都合ですよね。
次の日、朝起きて、庭を見てみると、前日巻いたはずのつるが元に戻っていました。
前日自分をからませることができると思った「支柱」が実は偽物だったことに気がついて、また元に戻ったようです。このように、ツルの巻きは元に戻ることもできるようですね。
ツル植物なら、どんな種類でもこのようなことになるのかは私にはわかりません。
・どんなツル植物でもなぜると巻くのか?
・植物の種類によって必要ななぜる数に変化があるか?
#私の実験では20回でもきれいに巻きはじめるキュウリや、50回なぜてやっと巻きはじめるハヤトウリなど、種によって巻きはじめる回数は違うようです。
・巻いたツルは支柱を失うと皆、元に戻るのか?
こんな観点でいろいろなツル植物を実験してみると、1つの研究としておもしろいのではないかと思います。
みなさんのお子さまの今年の自由研究のテーマにどうですか?
結果がまとまったら、私にもその研究を見せてくださいね。