ジョブズ曰く”iPodはソフトウエアだ。”

iPodはソフトエウアだ!

昨晩、NHKスペシャル”メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオ”観た。なぜソニーはアップルになれなかったのか?というテーマでiPodとウォークマンの闘いについて描かれていた。
というか、内容を観る限り、ソニーはウォークマンのシェアにあぐらをかいて闘っていなかった感じ。たぶんソニーとしては、オーディオ機器についてはソニーのほうがずっと上、という見下した感があったのではないかと思う。インタビューを聞いていてもiPodの危機感がなかったもの。
iPodが成功した理由について、生前のジョブズのコメントも紹介されていて、彼が”iPodはソフトウエアだ”と言い切っていたのが大変印象深かかった。
つまり、それまで日本メーカーがポータブルオーディオ機器をたくさん世に出していたものの、音楽を送るための適切なソフトウエアが無かった。そこで、ジョブズはiTunesを作り(もともとはサウンドジャムMPを買収したのだけれど)、iPodへ音楽を簡単に転送出来るようにした。
そして、音楽を転送させるだけではなく、そこで販売してしまおうとiTunes Storeまで開いてしまった。つまり消費者は面倒くさがりで、自動で音楽をシンクロしてくれるシステムを好むし、音楽がそこで買えれば買ってしまうだろうと、ジョブズは考えたわけだ。まさにその戦略通りになったのだ。
ソニーは音楽部門を持っていたのだが、自社の音楽販売だけにこだわったり、MDの販売の邪魔をしないようにネットでの音楽販売に力をいれなかったり、違法コピーが出来ないようにプロテクトを強化したりして、結果ユーザーはウォークマンを使うのがかったるくなってしまったわけだ。自社(または自社グルーム)の利益優先で、ユーザー目線が失われてしまったことが敗因ということになるのかなと思う。
それにしても、”iPodはソフトウエアだ”という言葉は今も生きていて、”スマホはソフトウエアだ”であり、”パソコンはソフトウエアだ”でもあると思う。画面の大きさだけを自慢しているスマホとか、色々な機能が搭載されていることをうたっているパソコンは、自分は使う気にならない。ハードとソフトのトータルで考えて、どれだけ”らくちん”なのかが、自分の価値観だからだ。
P.S.林のびさんも、わずかな時間だったが登場されていた。iPod,iPhoeともにメジャーなジャーナリストになったなと感慨深い。
本日21時から第二部が放映されるのが楽しみです。
マックメム店長 猪川紀夫
 
プロジェクトN

iPadの価格って高い?相対的な価値と絶対的な価値について

iPad mini vs Nexus 7

人の感覚というのは適当で、絶対値というものをうまく把握出来ない性質がある。
そのため何かと比較することで、相対的に値を導きだそうとする。
つまり、人は相対的な値にはたいそう敏感で、絶対的な値には鈍感なのだ。
例えば、倹約的な奥様がスーパーで1パック100円のポテトサラダを購入するとする。
どれも同じ価格なら、多めに入っているパックを購入するのがお得なわけだ。
そこで、どのパックが多く入っているか比較をする。
手にとっと重さを比べると、一方が微妙に重く感じる。
これだ!と自信をもって量ってみると、たしかに10g多い、なんていうことがある。
このお母さん、得した気持ちでそのパックを買い物カゴに入れてレジに向かう
人の感覚は10gの差を知ることが出来たりする。
で、このお母さんに、ちなみにこのパックの重さは何グラムかわかりますか?と聞くと、全く検討がつかない。100g?いや200g?もしかして300gかも?という感じ。
つまり比較すれば10gの微妙な感覚がわかるお母さんでも、単体では100g単位であやふやなのだ。
でも、このお母さんにとって総重量はあまり関係ない。このポテトサラダを購入する理由は他のパックより微妙に重いものを見つけたという満足感なのだから。
総重量という絶対的な価値はあまり気にせず、比較して見つけた微妙な値が人の意思決定に大きく影響を与えるというのは本当に面白い(何て書きながら自分もついついしてしまうのだけどw)。
さてさて、今週はiPad miniが発表され、様々な意見が飛び交っている。中でも多いのが価格面で高いと。
AmazonのKindleやら、Google Nexus 7やらが出てきたおかげで、すごくiPad miniが高いように感じてしまう(もちろん、AmazonやGoogleは戦略的にそうしているわけなのだが)なので、KindleやNexus 7はお得で、iPadは損と判断しがちなんだけど、そもそもKindleやNexus 7は価値ってどんなもの?一方でiPad miniの価値はどれぐらい?
本当の価値は比較による相対的なものではなく、人それぞれの絶対的な何かなので、そこを考えてみると購入すべきかどうかが見えてくるのだろうなと思う。
マックメム店長 猪川紀夫
 
MacのメモリーテスターRember

Fusionドライブって何さ?

Fusion Drive

新しく発表されたiMacにオプションでFusion Driveが搭載可能だ。そこで、Fusion Driveを理解するためのおさらい。
コンピュータでデータを保存しておくところは2つあって、
1.メモリー
2.ハードディスク(ハードドライブとか、HDとかHDDなど書くこともある)
である。
メモリーのメリットはデータを高速にアクセス出来るところ。デメリットは高価で容量が小さいこと。ハードディスクはメモリーの逆でアクセスは遅いけれど、安価で大容量ということになる(メモリーとハードドライブについてよくわからない場合は、わかりやすくここにまとめてあるのでご参照ください)。
それで、ストレージの高速化することでコンピュータのパフォーマンスが向上するわけなので、高速なストーレージが望ましい。そこでメモリーをたくさん使って、”メモリードライブ”を作ろうと多くのメーカーが考えたわけだ。
例えば、過去に日本だと、ヤノさんがこんなものを作っていた。
かつて、2000年に自分がNewerにいたころ、PoewrMac 9500シリーズを高速にするため、Newerでも米国市場へOEMで販売できないかと検討したことがある(実際には販売まで辿りつけなかったけれど)。
ただし、メモリードライブには問題があって、電源が落ちるとデータが失われてしまうのだ。よって、ドライブにずっと電源を供給し続ける必要があった(ヤノさんの場合PCIスロットにメモリードライブを装着して、それとは別にバックアップ用にACアダプターからも電源を供給していた)。
それでも、瞬停等、何かのはずみで電源が落ちると、それまでのデータがなくなるのでは怖くて仕事にならない。そこで、電源がなくてもデータを保持し続けられるフラッシュメモリーを使用することになった(ここ数年フラッシュメモリーの価格が安価になったことで実現したのだが)。これがSSDと呼ばれるストレージだ。
そのSSDとHDDを一緒にしたものを1つにしたものをハイブリッドHDDと呼んでいる。頻繁にアクセスするデータを高速に読み書きできるフラッシュメモリー部分に、あまり頻度が高くないものはハードディスクに入れておくことで、比較的高速な、かつ安価なストレージを実現したわけだ。
で、今回のFusion Driveというのは、このハイブリッドHDDをアップルが勝手にFusion Driveと呼んでいるのか、それとも何か新しい技術を取り入れてハイブリッドHDDを進化させたものなのか、まだわかっていない。出てくるのが楽しみである。どのようなものであっても、アクセススピードが上がることは良いことなので。
マックメム店長 猪川紀夫
 
アップルのメモリーの残念なところ

iMacのハードウエアの変更点のメリット・デメリット

iMac 2012

今回のiMacは綺麗だわー。今までのiMacも美しかったけれど、さらに洗練された。
既存のiMacもコンピュータ部分を液晶の裏側に全て納めていて液晶ディスプレーにしか見えない作りにしてあるが、新しいiMacは液晶ディスプレー単体として観ても綺麗。
ハードウエアで特徴的なスペック2通りで、
1.DVDドライブがなくなった。
2.メモリーの増設が出来なくなった。
自分の経験から言って、DVDドライブって故障することが多い。Mac用のDVDドライブですでに数回故障を経験しているのだが、テレビ再生用のDVDプレーヤーの故障を経験したことがないので、たぶんフロントローディングによるホコリの流入が原因ではないかと推測している。またはPC用のDVDドライブは薄くするためにモーターの耐久性に違いがあるかもしれないけれど。
DVDドライブが故障すると、本体をばらさなくてはいけないので修理が高価になる。ドライブ自身は数千円で購入できるのに、修理に数万円もかかるのはばからしい。必要な時に外付けドライブをUSBでつなげて使用するほうが柔軟に対応出来る。外付けドライブはスロットローディングでないことが多いので故障も少ないと信じている。ただどうせならMacもブルーレイにも対応してくれれば言うことないんだけれど。
それから、DVDドライブがないとレンタルしたDVDを観られなくなるというネガティブな意見もあるが、iMacユーザーでDVDを観る人って、iMacの全体のユーザーからするとそんなに大きな割合ではないのではと感じる。もし観るとしても1週間に1枚とか2枚とかで、常時使うものではないので、その分デザイン優先にしたほうがインパクトは大きいはず。アップルとしてはiTunesストアで借りれば、というビジネス的な誘導もあるわけだし。
それから2番目のメモリーの増設。これが個人でできなくなった。MacBook AirやMacBook Pro Ratinaと同様にメモリーがマザーボードにハンダ付けされているので、最初から8GBとか16GBとか選択したが最後、その後増やすことが出来ない。メモリー屋としては商売にならないのでなんなのだがw、個人的にこれはいいことだと思う。なぜかというとメモリーの故障率が減るから。
最近のマシンが高速なことと、高温になること、そしてメモリーの集積率が上がったことなどから、メモリーの故障が多い。メモリーモジュールは基盤の上にメモリーチップを載せて作られているのだが、部品点数が増えれば故障の可能性が増える。メモリーチップがマザーボードに直接はんだづけされていれば、故障の可能性がぐっと落ちる。
ただし1つ問題があって、万一メモリーが故障した場合はマザーボードごと交換になってしまって、数万円の出費が強いられること。現在メモリーって数千円の価値なので、そのために数万円の出費が必要となると痛いなと思う。ただ、iMacが不調になった時に多くのユーザーはそれがメモリーの故障かどうかわからないから、マザーボードの故障ですとアップルに言われれば納得して修理費用を払うのかなとは思う。
マックメム店長 猪川紀夫
 
OSXでのメモリートラブルの謎

iPad miniを使う場面ってどんな場面?

NYの通勤

iPad miniが発表となった。
仕様についてはここに書くまでもないので、自分の感じるところを、ひとつ。
iPad miniはどのようなシチュエーションで使われることを想定しているのだろう?
つまり、iPadフルでは大きすぎるのでiPad miniにしたいというのはどのような場面か?
家やオフィスで使用するなら、iPadフルで問題ないはず。では、出先でちょっと取り出して気軽に使用する場合?それならiPhoneで良いだろう。
iPad miniのサイズ的にポケットには入らないはずなので、どうしてもカバンにいれて持ち運ぶ必要が出てくる(小脇にかかえてでもいいけれど、じゃまだよね)。となれば、考えられる最適な場面は通勤時だ。
通勤時、特に混んでいる電車の中で、iPadフルをでかでかと広げるのもためらわれるし、長時間片手で持つにはちょっと重い。だからと言って、ちまちまとiPhoneで情報を読むのはつらい。
こういう場合にこそiPad miniの出番ということだろう。ちなみにMacBook Airは座れないと開けないし、開いても横に長いので縦長のウエブ閲覧にはあまり向かない。文章の入力には便利なのだけれどね。
ということは、自分は電車で通勤していないので、iPad miniは不要ということになるw。でも興味があるのは事実w。そのうちアップルリーテールストアに触りに行ってくると思う。
でも、マンハッタンに電車で通勤しない米国人にとってiPadフルではNGで、iPad miniならOKというのはどんなシチュエーションなのだろう?アップルはどんな場面を想定してiPad miniを作ったのだろう?ちょっと不思議。
マックメム店長 猪川紀夫
 
深夜のコンビニでメモリーを受け取れます。

安売りショップでメモリーを買う場合のチェックポイント


激安メモリー

最近DDR3のメモリーがかなり安価になっている。エルピーダ等の経営問題で、メモリーチップが暴落しているためだ。
価格.comでチェックすると安売りのショップでは8GBが3千円前後で販売されていたりする。正直なところうちのような店には痛いが(苦笑)消費者にとってありがたいと思う。OSXでMt.Lionの時代メモリーが4GBでは少ないぐらいで、8GB程度増設してもおかしくないぐらいだ。
それで、ここから商売抜きで、私が個人でメモリーを購入するならどうするか。正直な話をしたいと思う。
もし自分程度にハードウエアについてわかっている人間であれば、こういう安価なメモリーは買いだと思う。
考えられるリスクとしては
1.初期不良
2.故障時の交換
がある。
まず、安価なメモリーは初期不良のため、最初から動作しない可能性がある。私の経験では1割以上不良であってもおかしくないように思う。Mac ProやMacBook Proなどに2枚ペアで購入すれば故障率は倍になる。
なので、初期不良の場合、交換は販売店なのか、メーカーなのかチェックをすること。
秋葉原等にちゃんとしたお店を構えているようなところであれば、ちゃんと交換してくれるような気がするが、通販だけでやっているようなお店、特にメモリー以外にPCやら家電を販売しているようなお店だとメモリーに詳しくないので交換を渋るかもしれない。なので、価格コムの販売店の評価などを参考にして販売店は決めると良いと思う。
また、メーカーでの交換であれば、メーカーが日本の会社であるか、海外メーカーでも日本に支店や代理店があるかチェックすること。しっかりしているメーカーならば文句を言わずに交換してくれるように思う。ただ、購入して全く動作しないメモリーが交換されて戻ってくるまで1週間とか2週間かかる可能性があり、その間ちょっといらいらするかもしれないし、交換が遅い場合、本当に戻ってくるのか心配になったりするかもしれない。
あとはメモリーは消耗品のなので、使用開始から1年とか2年とか3年で不調になってくることがある。その時にすんなりと交換してくれるかどうか。
完全にメモリーが認識してくれなくなればよいが、時々認識して時々認識しないとか、長時間使っているとメモリーが不安定になるというような場合、故障がみつかりませんなんて言われれて交換してくれないとちょっと困る。交換してくれないからといって、使えば不安定になるのだから、再度使うわけにもいかない。
そうであれば、ここは割りきってメモリーの価格が数千円なので、そのメモリーは捨てて、買い換えるというのは手だと思う。
この時に大切なのは、不調の原因がメモリーであるかどうか、自身で判断できるかどうか。逆に、ご自身で不調の理由がメモリーのせいなのかどうかわからないよう方はマックメムのようなMacやメモリーに詳しいお店で購入するほうが安全かなと思う。
また仕事でご使用で、不調の場合は迅速な交換が必要というような場合もマックメムで購入する価値があると思う。プロのデザイナーさんや写真家さんが、自身でメモリーのチェックをするのに何時間もかけるとその分の時給はうん万円にもなるでしょうし、メモリーの価格を数千円けちって仕事に穴をあけたら目もあてられないですから。
逆に言えば、プロでもない、趣味でMacを使用していて、ハードウエアもそれなりに知っていて、メモリーの故障も判断できる人は、安価なメモリーは絶対に買いだと思う。どしどし8GBメモリーを装着して頂ければと思う。
マックメム店長 猪川紀夫
 
プロジェクトN

iMacのメモリースロットってやつは、まったく。

先日iMac用のメモリーを購入したお客様から認識しないというご連絡を受けた。
メールで数回対処方法等ご連絡をしたものの、どうやっても認識しないとのこと。
マックメムではiMac本体で動作テストをしてから発送しているので、初期不良や相性によるトラブルはほぼないはずなのだが、それでもお客様のiMacでメモリーを取り付け後の最初の電源投入でメモリーの故障が発生する可能性が全くないわけではないので、交換品をお送りすることに。念入りに動作確認をした交換品を即日発送。
でも翌日連絡がり、交換品でもだめとのこと。ということは、可能性から言ってメモリーの故障のせいではないと判断した。ハードウエアの相性なのか、スロットの故障なのか。メールでの対応に限界があるため、幸い東京のお客様だったこともあって直接お伺いすることにした。
そしてお客様のiMacのメモリースロットに手を添えると、若干メモリーの入りが甘いことに気づく。そこで、ぐいっとメモリーを押し込むと、何事もなかったかのようにメモリーが認識された。つまり、メモリーの装着が不完全だったということだ。複雑なトラブルでなくて良かったとほっとする。
それで、これは何が原因かというと、現行のiMacのデザインにある。
ご存知かもしれないが、iMacのメモリースロットは液晶画面の底面にあってメモリースロットが内部に入っている。メモリーはメモリースロットに下から上に向かって押し込むことになるのだが、メモリースロットが全く見えないのだ。
もしメモリースロットを直接見ることが出来れば、メモリーがメモリースロットに完全に収まっているかどうかがわかる。
メモリーとスロットにちょっと隙間があれば、もうちょっと押し込んだほうが良いかなと判断できるのだが、そうはいかない。
つまりメモリーがしっかりささっているかどうか、感覚だけが頼りになる。
自分はメモリー屋で何度も装着しているので、どの程度の力でメモリーがスロットに入っていくのかを知っている。またしっかりはいったという感覚がわかる。ところがメモリーを装着したことが無い方には全くその感覚がわからないのだ。
アップルのメモリー取り付けるための説明はこうだ。
「メモリーを正しく押し込むと、カチッという小さな音がします。」


iMac メモリーの説明書

いやいやいやいや、こんな表現ではユーザーはわかりませんから!!
だいたい、どの程度の小さい音なのかからない。よーく聞くとなんとなくカチッと言う。でもそれが正しいカチッなのかどうかすごく不安になる。その音で判断しろっていうなら、音声ファイルを添付してちょうだい!!
さらに、音で判断しろというなら、カチッと言う音ではなく、「ピンポーン」とかいうぐらいの音にして欲しい、ほんとうに。
それにしてもiMacのメモリースロットって、他のモデルに類がない。メモリー初心者にはちょっとやっかいなモデルなのだ。
マックメム店長 猪川紀夫
 
MacのメモリーテスターRember

Macintoshの誕生と自由に生きるということ


ホテル

想像して欲しい。あなたは、世界最高級のホテルに招待されたとする。
スイートルームに宿泊でき、ジムやプールも自由に利用することが出来る。
最高級の食事も用意されている。
病気になれば医者がすぐに観てくれて、必要があれば手術だってしてくれる。
そして、全ての費用が無料である。
こんな夢のようなオファーを断る理由はない。
でも、このホテルを利用するには1つだけちょっとした条件がある。
一度このホテルにチャックインしたら、二度と出ていくことが出来ないというものだ。
さて、あなたはこの招待を受けるだろうか。それともやめるだろうか。
もしあなたこの招待に躊躇するとすれば、その理由は”自由”を失うという恐れからだ。
このホテルというのは動物達にとって、動物園や水族館に当たる。
数日前には東山動物園からサルが逃げが、まだ見つかっていない。
この夏に旭山動物園でフラミンゴが動物園から飛び立ち、未だに帰ってこない。
さらに前には葛西臨海水族園からペンギンも脱走している。
彼らはなぜ最高級のホテルから出て行ったのだろう。
外界では、餌がとれずに餓死するかもしれない。
または自分が敵の餌になって食べられてしまうかもしれない。
脱走したフラミンゴはこの冬の北海道の寒さに耐えられず、凍死することが懸念されている。
それでも自由が欲しいのだ。
自由というのはリスクを犯してまで手に入れたいと思う強い欲求を起こさせるものなのだ。
「選択の科学」でこのことを書いたシーナ・アイエンガー教授によれば
”自由”というのはさまざまなことを自身で選択出来る環境のことであり、
選択し続けることこそが生きることなのだと言う。
1984年、Macintoshの誕生。
ジョブズいわく、コンピュータというのはIBMの大型コンピュータのことであり、
軍部や大企業など一部の特権階級だけが使用できるものであったが、
Macintoshの誕生によって人類はその束縛から解放される。
Macintoshによって人類は自由になるのだと。
ジョブズのコンセプトによってMacintoshが生まれ、
我らはMacintoshを選択し、
Macintoshを用いて日々多くの選択を行なっている。
これこそが自由ということであり、生きるということなのだ。
マックメム店長 猪川紀夫
 
プロジェクトN

ビル・ゲイツはレジェンドになれるのか。

 

人の記憶はテキトーで、あるものを思い出す時に、そのものから受けた平均的な印象よりも、最後に受けた印象に強く影響を受ける傾向がある。
例えば以下の2種類の検査を受けたとする。
1.痛みが1分間ずっと続く検査
2.痛みが1分間ずっと続く検査+痛みが弱まってくる10秒の検査
この場合、多くの人は1の検査はすごく嫌な印象として思い出すのだが、2の検査のほうは1の検査ほどでひどくなかったという風に思い出されることが知られている。2のほうが検査の合計時間は長いし、痛みの総量も多いにも関わらずである。
これは実生活にも多く見られる現象だ。
最高のレストランで、素晴らしい食事をしていても、最後のデザートが今一だったり、コーヒーがまずかったりすると、あまり良い印象を残さない。逆に、あまり面白くない映画でも、最後にどんでん返しがあるとか、ハッピーエンドになると良い映画だという印象を受けやすい。
これをピークエンドの法則などと呼ぶ。
この現象は人の印象にもあてはまる。人気絶頂期に亡くなった、ジェームズ・ディーン、マリリン・モンロー、エルビス・プレスリー、マイケル・ジャクソンがレジェンドになっているのもそのような理由からかもしれない。
そして、我らのスティーブ・ジョブズも例外ではない。
彼は生前、同僚を騙したり、暴言を吐いたり、社員を首にしたり、取引相手との契約を一方的にやぶったりと、経営者としての悪い評判もたくさんあったものの、アップルの絶頂期にこの世をさったために彼の評価は高い。
実際にアップルの業績を上げ、iPodやiPhoneをヒットさせた業績は大きなものだが、もし彼が生き続け、仮にアップルが将来衰退していった場合、彼のしたことは変わらないにも関わらず、今ほどの評価を受けるのかわからない。
彼はすでにこの世にいないので想像でしかものが言えないので、実際に生きている人ージョブズの好敵手として度々に引き合いにだされるビル・ゲイツーについて考えてみたい。
彼はジョブズ以上に人類に大きな影響を与えた人物であるはずだ。なんせ、マイクロソフトは世界全体の85%以上のPCのOSメーカーとして君臨しており、ゲイツはその創業者だ。
以前はMacユーザーがマイクロソフトが嫌いだとか、ゲイツが嫌いだと言うような話題を結構口にしたものだが、最近ではめっきりそんなことも言わなくなった。彼がMSから退いたのが主な理由ではあるが、現在PCよりも、iPhoneやiPadのようなモバイルデバイスの存在感が高いからだ(Macのシェアも上り調子だし)。
10年前PCが主流の時代に、もし彼が亡くなっていたら、世間は大騒ぎをしただろう。でも今ならどうだろう。そして10年後ならどうだろう。
彼が人類に与えた影響は大きかったことに変わりがないのだが、亡くなるタイミングで評価がかわるってのは皮肉なことだと思う。今となっては彼がすごい人だったと思い出してもらえても、レジェンドというステータスを得るのは難しいかもしれない。
人の記憶というのは本当にいやらしい。
マックメム店長 猪川紀夫
 
アップルのメモリーの残念なところ

PowerBook 180cを起動してみた。

棚の掃除をしていたら、奥からこんなものが隠れていたので引っ張りだして、起動できるかチェック。
わ、なんと起動できました。いやーびっくり。
しかし、Mac OSもExcelも何もかもみな懐かしい。

PowerBook 180c 正面
PowerBook 180c 正面

PowerBook 180cの起動画面
PowerBook 180cの起動画面

PowerBook 180cでExcelを起動
PowerBook 180cでExcelを起動

PowerBook 180cのトラックボール
PowerBook 180cのトラックボール

PowerBook 180cのロゴ部分
PowerBook 180cのロゴ部分

PowerBook 180cのロゴと画面
PowerBook 180cのロゴと画面

PowerBook 180cのキーボード
PowerBook 180cのキーボード

マックメム店長 猪川紀夫
マックとメモリーの関係