kyokucho/宮田健の気分はブルースカイ:第44回 ノスタルジーを感じる場所

気分はブルースカイ

こんにちは、kyokuchoです。

先週は外出のため一回お休みをいただいてしまいました。今回の旅行では丸一日かけてバックステージを見学するツアーなどにも参加したのですが、まずはマジック・キングダムで感じたことなどを。

途中立ち寄ったバハマの添乗員さんとお話ししていたら、なんとその方もディズニーファンであることが分かりしばしディズニーの話をしておりました。場所がフロリダから飛行機で2時間くらいということもあり、今度ウォルト・ディズニー・ワールドにも旅行すると言うことでおすすめを聞かれたんですが、これがまた難しい。4つのテーマパークがあってそれぞれのベクトルも全く違うので、どうしても個人の趣味によってしまうんです。「MGM、でも長い間滞在できるならEPCOTがいいですよ」と言ったら、かなり同意してもらえました。

ただ、あまりにも個人的な思いなので万人に対しておすすめとは言えませんが、それとは別にとっても好きなスポットが一つあります。それは、マジック・キングダムのメインストリートのはしっこ、ホットドッグを売っているお店の外に用意されているピアノを使って演奏するアトモスフィア・ショーがお気に入りなんです。ここ、そんなに目立つ場所ではないのですが、なぜか立ち止まってしまう不思議な場所です。

ここで演奏する方は2年前と一緒で、そのときと同じ仕草で丁寧にお辞儀をしていました。ここで聞き入っていると、それを見る人たちの反応はキレイに2つに分かれます。一つは主に若者。若者たちはこの演奏を聞いてもちょっと立ち止まるだけで何事もなかったかのように通り過ぎていきます。演奏している曲目もMaple Leaf Ragなど、ラグタイムのトラディショナルな曲ばかりなので確かに退屈なのでしょう。ホットドッグを買った若者たちも、席に座ったとしても演奏についてはほとんど無関心の模様でした。でも、ある程度年を召した方々の反応はがらりと変わります。ほとんどの方が足を止めて、聞き入る方が多いんです。それに音楽に合わせて踊り出す人の多いこと多いこと!この反応の違いは本当に興味深いです。

これは、マジック・キングダムのとらえられ方を端的に表しているなあ、と思います。マジック・キングダムはほぼ東京ディズニーランドとイコールと考えてよいのですが、このメインストリート(東京ではワールド・バザール)はウォルトが育った街、マーセーリンをモデルに作られた街並みになっていて、建物は古き良きアメリカのイメージをそのままに作られています。私自身そういった古き良きアメリカの本物を見たことはないのですが、おそらく万人が持っているイメージに非常に近いのでしょう。ですから、お年を召した方にとってはこの雰囲気が懐かしくてしょうがないんじゃないかと思います。方や若者はそんなの気にしない。アトラクションの方が気になるから当然スルーしてしまうんでしょう。それは当たり前です。東京で一番好きなエリアがワールド・バザールですなんていう方にお目にかかったことはないですから(笑)。

でも、私はこんなシーンが見られるこの場所が本当に好きです。おばあさんが孫と一緒に踊り出し、お孫さんが「カリブの海賊が聞きたい!」というとすぐにそのリクエストに応えてくれるピアノ演奏のキャスト。それを遠目で見ているだけなのですが、ここに来ると実にアメリカ的な場所であるウォルト・ディズニー・ワールドに来たんだなあ、と思うようになりました。そのほかにもパレードを待っているとやってくるコーラスのおじさんエンターテイナーと一緒に盛り上がる人たちを見ると、この場所はアメリカ人にとっては特別な想いを持った場所なんだろうなあ、と感じました。

東京のディズニーランドはファンタジーの代名詞なんですが、マジック・キングダムやロスのディズニーランドは、アメリカ人にとってはすでに「ノスタルジー」の代名詞なんだなあ、と実感します。私たち日本人も時間が経つと、あの場所にノスタルジーを感じるようになるのでしょうか。

では!

(kyokucho/宮田 健)

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