遠藤のモバイルガーデン:台風をはかる 身近な観察で実感しよう

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遠藤です、みなさんこんにちは。

今年は新潟県中部地震の陰にすっかり隠れてしまいましたが台風もたくさんやってきましたね。

台風を直接観察することは危険も多くて難しいですので台風の来る前、来た後を観察することでテレビの世界だけの話だと思ってしまいがちな台風のすごさ、自然の脅威を感じることができます。

10月9日に関東に上陸した台風22号が去った後庭の自転車を見ると
 

このように自転車の荷台に水がたまっていました。

雨量は専用の機械で測定しないと正確にはいけないのですが、ほとんど直方体に近い荷台だったので試しにどのくらい雨水が貯まったのかを次の日にはかってみると
 

約70mmということがわかりました。アメダスのデータなどを見るとほぼ正確だったのでこの簡易雨量計でも十分雨の量を計れることがわかりました。

測定値よりもなにより、荷台にこんなに水が貯まったのを見るだけでも台風の雨のすごさを実感することができました。

私の家は東京でも山間部にあるので雨が降った後の様子を調べに川へ観察に出かけてみました。

みなさんが実際に観察されるときは台風が去った直後の川は危険なので十分注意して観察してほしいのですが、行ってみると普段は
 

このようなところが、台風の去った翌朝に観察してみると
 

このようになっていました。

違う場所かと思うほどですね。

もう少し上流では
 

こんなところが
 

このようになっていました。

2枚の写真を見比べて実際どこまで増水したのかを調べて、実際の河原を観察して計算で増水した水の量を見積もりしてみる、などの研究をしてみてると、テレビだけでは実感できない台風のすごさが数値となってよりわかるかもしれませんね。

台風や、地震の自然災害にあわれた方や、地域の復興を願って今回のコラムは終わりにしたいと思います。
 
 
 

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