デジタル製品を購入する時にすぐに決めるコツ、あります。選択がもたらす後悔の念

前回「PCは色々と選べるけど、Macって選択肢が少ないのでかわいそじゃね?」のうそ
前々回「お古のMacと購入したMacの満足度」
から引き続き”選択”のお話を。
 
Macユーザーはハードウェア的にはアップルが決めたものしか購入出来ないゆえに、Mac本体に関しては比較的簡単に選択が出来るということ、”PCは色々と選べるけど、Macって選択肢が少ないのでかわいそじゃね?のうそ”で話した。しかしその他のデジタル製品については選択の難しさを知ることになる。
 
例えばデジカメ。
 
デジカメは様々なメーカーから様々なスペックのものが発売されている。ぱっと、すぐに決断するのはすごく難しい。
 
そこで一生懸命、メーカーのサイトをみたり、価格を調べたり、評価記事を読んだりと、多くの時間を投資して、出来る限りの知恵や感性を総動員してなんとか選択しようとする。
 
でも迷う。決められない。そうこうしているうちに新しいデジカメが出てくる。また選択肢が増える。そして決めれらない。そうこうしているうちに新しいデジカメが出てくる...
 
こんなスパイラルに落ちいってしまうことがある。
 
でも、本来の目的は良いカメラを選択することではなく、好きな写真を取ることなのだ。デジカメを選択出来ない期間が1ヶ月あるよりは、どんなしょぼいデジカメであっても写真をとった1ヶ月のほうが満足度が高いのは間違いない。
 
なぜそれほどまで真剣にデジカメを選択をしようとするかというと、購入したデジカメが自分を幸せにしてくれるはずだという過剰な期待があるからだ(購入して損をしたくないという「損失回避」の心理もあるのだがこれば別途解説しようと思う)。
 
確かに購入した直後は毎日磨いてしまうほど喜びに包まれるかもしれない。でもそれも数ヶ月も経てば全く薄れてしまう(これは感覚の逓減効果という)。また、前々回”お古のMacと購入したMacの満足度”で書いた通り「選択がもたらす後悔の念」が起きることは間違いない。よって、結局絶対に正しい選択というのは存在しないのだ。
 
では、どのような選択をすれば良いのか。
極論を言えば「写真が撮れるデジカメ」であればどれを選択しても大きな違いはない、ということだ。
 
買い物の格言でこんなものがある。
「どちらにするか迷ったら、(どちらも決められないほど素晴らしいということなので)どちらでも良いから買え!」
 
デジカメから来る喜びは数カ月で消えてしまう。でも、本当の喜びは撮った写真が与えてくれるということをもっと意識すると良いと思う。

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