NewerTechnologyでは5時半からは全社あげてのシューティングゲーム大会

Newer Technologyのちょっとした思い出

ふとNewer Technologyのことを思い出したので書いてみる。今から20年ぐらい前のお話。

Newerの就業時間は8時半から17時半。途中昼休みが1時間あるので8時間労働となる。

特にタイムカードがあったわけではないので、8時半”頃”に来て、17時半”頃”に帰るというのが一般的。時間について結構のんびりしていたようにも思う。

時間にのんびりだったのは、米国の会社だったからなのか、田舎の会社だったからなのか、小さい会社だったからなのか、理由はよくわからない。 

Newerでは残業は無し。17時半になると社員全員さっさと帰宅。

で、社員は残業などほとんどなし。マネージャーでも残業をしている人はごくまれで社長とか副社長ぐらいのものだった。

アップルでは1日15時間働くなんていう話を聞くと、本当に米国の企業?なんて疑ってしまう。そんなに働いたら配偶者や家族から非難轟々だと思う。

米国人は就業後や週末の時間は自分だけのものではないと考えているフシがある。就業時間後に奥さんがオフィスに来て、旦那を連れて買い物に行ったり、食事に行ったりということもよくあった。一緒に子供などもやってきて、オフィスを駆け回っていたりしていて、もう仕事になりませんw.

しかし定期的に就業後、社内一斉にシューティングゲームが開催される

しかし、誰が調整していたのか知らないが、Newerでは定期的に就業後17時半になるとインターカム(内線電話)に一斉放送が入って、さー今からマラソンやるぞ〜!と声がかかる。

このマラソンというは走るマラソンではなく、ネットワーク型のシューティングゲームのマラソンのことだ。

マーケティング部門のゲーマーが旗をふり、エンジニアやらセールスやらが合流し、皆ゲームでの打ち合いが始まる。

もちろん自分のオフィスのブースにあるMacで社内LANにアクセスしてゲームをするのだが、1990年代後期社内LANが完備されているなんてなかなか立派で、それをゲームに使えるなんて、なんと先進的だったことか。Apple Talkって偉大だと思った。

で、ゲームはというと、特にチームプレーではなく、迷路のようなエリアに個人で参加して、隠れたり、逃げたり、追っかけたりして、誰かが誰かを撃つという単純なゲーム。バーチャルな鬼ごっこのようなものだ。

チャットのかわりにインターカムで怒鳴り合い

「あーやられた〜」「あまい、あまい」「お前、汚いぞ〜」とか喧々諤々、社内のインターカムから嬉々とした声が響き渡る。これじゃ、残業なんて出来るはずない(苦笑)。

そんなネットゲームを30分ぐらいやっていると疲れたり飽きたりして、ひとり抜け、またひとり抜けして(ここらへんの個人主義的な感じがアメリカ人だなと思う)自然にゲーム大会がフェードアウトするのだった。

「米国の会社って本当にとんでもない場所だわ」と、自分も仲間に加わわっていながら勝手なことを思っていたわけなのだ。

ちなみに、マラソンって ↓ こんなゲームです。
 


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