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映画トランス・ワールドは秀逸な脚本が映画の出来を9割決める見本のような作品。むちゃくちゃ面白かった。

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映画トランス・ワールド、とにかく低予算の映画であることがわかる。

だって、画面に出てきたものは2人の俳優、2人の女優、森、小屋。以上。たったこれだけ。

でも脚本がすばらしく、ぐいぐい話に惹き込まれていく。前半で登場する3人の人物たちの話を通して張られた伏線がどんどんと回収されていく。そしてこの3人(+1人)は誰なのか、彼らの関係性は何なのかがはっきりとわかってくる。そしてこの4人が森の小屋に集められた必然のようなものが終盤解き明かされる。

序盤こそホラー映画的な演出により不安な煽ることで観客の心を掴んでいくものの、中盤からは完全に正当なサスペンス映画の演出となり見ごたえが出てくる。

脚本が優秀で、伏線をはりかたに無理がなく、かつ回収もすごく自然。

米国人でありながら父がドイツ人だということでドイツ語が話せるサマンサ、妊娠しているサマンサの予定日と誕生日が近いジョディ、というのも伏線として機能している。ジョディが強盗でせしめた札束をサマンサが偽札だと言い始めるところなんてのも秀逸だ。

映画の設定としてはそれほど目新しくはない。序盤の森の中から脱出を試みるもかならず元の小屋に戻ってきてしまう設定は、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のようだし、何かの力によって、ある場所に複数の人が集められる設定は「アイデンティティー」のようだ。

しかしそれらの映画に新しい概念を追加することでストーリーが俄然面白くなる。ネタバレになるので書かないが、この概念自体はSF映画によくあることだが、この設定で追加することは斬新だと感じた。

サスペンス映画好きな人におすすめする一品です。

ちなみにYoutubeで予告編を観ることが出来るが、予告編を観ないで本編を観ることをおすすめする。営業上多少のネタバレしないと集客が出来ないことは理解するが、何の情報もなしで本編を観るほうが絶対に楽しめる。

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