”最高の人生の見つけ方”という映画は、自分の中で結構好きな映画の1つです。
今回、日本でリメイクされたということを本日知りました。
ぜひ見比べて欲しいのは、本家米国版の予告編です。タイトルはBucket Listです。
日本版の予告編を観て、期待と不安を感じています。
期待しているところ
日本版の予告編を観て、誰でもすぐに気づくのは、本家は男性二人に対して、日本版女性二人となっているということ。
期待しているのは、この着想です。女性版も悪くないかもしれません。
米国版は大御所男優二人、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン。これは大御所ゆえに、お金はあるけど病気にはかなわないという設定が現実味があるわけです。
一方日本版は大御所女優二人、吉永小百合と天海祐希を起用しています。この点で日本版も同様に説得力があると思います。
ちょっと不安なところ
不安なところは、泣いている人のシーンが多いこと。
自分はこの映画を決してお涙頂戴ものにはして欲しくないと思っています。日本版の本編を観ていないのでわかりませんが、予告編は”泣ける映画なので見に来てくださいね”というメッセージが確実に込められています。
本家の素晴らしいところは、末期がんである二人が共にぴんぴんして、世界中を駆け巡り、余命わずかという悲壮感よりも、自分のやりたいことをやるんだ!という力強さや爽快感、そして達成感があるところなんですね。途中、ちっとも悲しくなんかないんです。
これがお涙頂戴映画としてしまうのはもったいないです。
やりたいことリスト
本家と日本版で設定が異なる大きなポイントは、”やりたいことリスト”(米国ではBucket List)です。
本家ではモーガン・フリーマン扮するカーターが自分のリストを老人二人で実行するのに対して、日本版は、思いを果たすことが出来なかった少女の”やりたいことリスト”をかわりに行うというもの。
果たして、他人のリストで女性二人のモチベーションが保てるのか、観ている観客側を納得させることが出来るのか。これは脚本家の腕のみせどころだと思います。
エンディング
エンディングに近づくにつれて期待したいのは、最後の3つの願い事はどうなるのか。他人の”やりたい事リスト”をかわりにやってあげるというのでは辻褄があわなくなるはずです。これをどういう設定に作り変えるのか。
また、エンディングをどう締めくくるのかというあたりも気になります。ムロツヨシさんがいい味を出してくれることを期待しています。
乞うご期待。