ビネガーシンドロームを防止する方法
まず、結論から書いてしまうと...
ということです。
自分はこの業界に長くて、液晶モニターもたくさんもっていますが、ビネガーシンドロームになったのは初めてで、この液晶1枚だけです。よって、普通に使っていればビネガーシンドロームになることはないわけなので、できるだけ普通に保管すればよいのかなと思います。
液晶はエアコンのある部屋、または夏場に暑くならない部屋に置いておく
ダメージになった液晶は納戸の押入れにいれていたんですね。たぶん夏場は40度近い室温があったのではないかと想像します。ですので高温にならないようにすることが大切です。
押入れ等、空気がこもる場所しまわない
押入れを閉じたままで換気もしていなかったので、梅雨から夏にかけてかなり湿度があったと想像します。ですので、湿度がないようにエアコンがある部屋においておくのが望ましいですが、風通しが良い部屋、(直射日光はまずいけれど)日当たりの良い部屋に置いておくのが大切です。
ノートブック系であれば定期的に開いて外気にさらす
これも、上の同じ理由ですが、外気にさらすことで湿度が高くなること防ぐことが大切です。
ネガフィルム・ビデオテープ等と一緒に保管しない
これは定かではありませんが、ネガフィルム・ビデオテープ等がビネガーシンドロームになった場合に発生するガスで液晶モニターに影響を与える可能性があります。ですので、ビネガーシンドロームになりそうなフィルム等がある場所に液晶モニターを置かないようにすることは大切です。
おまけ
上で書いた通り、写真のネガフィルムや8mmフィルムで大量にビネガーシンドロームが発生しているようです。
ネガフィルムや8mmやビデオテープは通常使わず押入れに閉まっておくようなものなので、液晶モニターよりもずっと高い確率でなっているはずです。
たぶん、クッキーが入っていた缶等にしまってあると思うのですが、缶を開けたら中が全滅していた、なんてことがあるようです。
調べてみると、企業や図書館の大切なマイクロフィルムが壊滅状態というような話がネット上にたくさん出てきます。
そもそも、自分はビネガーシンドロームなんていう症状があることを今まで知らなかったわけですから、多くの人も同様でしょう。
ビネガーシンドロームという現象と防止方法の啓蒙活動がないのは困りものです。