早くもifixitが新しいMac Proの分解していました。さすがです。
記事によると新しいMac Proは最高に修理がしやすいと言うことです。ただしSSDはユーザでは交換ができないとの事。
SSDをユーザに交換させないことでアップルとして2つのメリットがあります。
SSDが交換できない2つの理由
1つはユーザが交換することによって起きるトラブルを防ぐことができます。特にMac Proは動画編集等プロが仕事を行うためのマシンなのでトラブルが起きることはタブーです。
万一他社製のSSDを装着してトラブルが発生した場合Mac Pro本体の問題なのかSSDの問題なのか切り分けすることが難しくなります。そのようなトラブルを未然に防ぐためにユーザにSSDを交換させないようにしたものと思われます。
もう一つはアップル純正のSSDを使用させることでSSDから多くの利益を上げることができます。
これは想像ですが多分アップルはSSDの増設キットを販売する事はないと想像しています。
もしそうであればユーザは購入時にSSDのサイズを決める必要があり、その場合多めにSSDを入れなくてはいけなくなります。
これはiPhoneの販売方法と同じでユーザは最初にストレージサイズを決める必要があります。 iPhoneではストレージサイズごとに1万円程度の差がありますが実際のストレージの価格はそれほど高いわけではありません。よってその差額はアップルの収益になります。
同じようにMac Proも最初にストレージサイズを決めなくてはいけないので、アップルがストレージの差額分を利益として得ることが出来ます。
メモリーはどうでもいいの?
メモリーだけはユーザが増設できるのでその点ではほんの少しだけ拡張性が残ったと言うこともできます。
メモリーをユーザが増設した場合SSD同様トラブルが発生する可能性はありますが、最近のメモリーの単価は安いためアップルはあまり儲からないと考えて、メモリーはユーザが勝手にやってくれと思っているのかもしれません(苦笑)。