【オリンピック・パラリンピック】銅メダリストは銀メダリストよりも幸せ

銅メダリストのほうが銀メダリストよりも幸せ

メダルの獲得

今回のオリンピックでは日本選手が活躍し、多くのメダルを獲得しました。

金メダル27個、銀メダル14個、銅メダル17個という結果でした。
 

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メダルの満足度の研究

このメダルについて、心理学のおもしろい研究結果があります。

それは

銅メダリストのほうが銀メダリストよりも満足度が高い場合が多い

というものです。

一般的には、銅メダルよりも銀メダルのほうが価値があるはずなのに、実際には銀メダリストは満足度が低く、銅メダリストは満足度が高いというわけです。

これはどういうことかと言うと、

銀メダリストは、「あとちょっとうまくやっていれば金メダルをもらえたのに、悔しい!」という負のメンタルに陥ってしまい、

逆に銅メダリストは「なんとかメダルを獲得出来てよかった!」という前向きなメンタルになるのです。
 

誰と比較をするかで満足度が異なる

”インターネットの普及によって世界で一番幸せなブータンの幸福度が下がってしまった”という話を数日前に書きました。

その話の中で、人は自分の絶対的な立場がわからないので、他人と比較することで自分の立場を理解すると書きました。

メダリストも同様に、メダルの絶対的な価値がわからないので比較をしたわけです。

銀メダリストは金メダリストと比較する傾向が高く、その結果満足度が低くなります。

一方、銅メダリストはメダルを獲得できなかった人たちと比較し、その結果満足度が高くなります。

絶対的な価値としては銀メダルのほう銅メダルよりも高いにも関わらず、誰と比較をするかで満足度は逆転してしまうわけです。

つくづく、人っておもしろい生き物だと思います。
 
 

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