なぜiPhoneは高いのか?
以下で日本人にとってiPhoneの価格は高いということを書きました。
簡単に言うと、iPhoneの価格は日本も米国もほぼ同じなのですが、日本人の給与は米国人の約2/3しかないので、相対的にiPhoneの価格が1.5倍高く感じるということです。
これは、10万円のiPhoneは米国人にとって6万円ぐらいの価格にしか感じていないということです。いや〜iPhoneが6万円なら毎年最新機種に乗り換えちゃいますよね〜。
では、「なぜ日本人の給与が低いのか?」
その点について、経済学者の野口悠紀雄氏が説明しています。これが私のような経済素人でもよく理解できたのでまとめてみたいと思います。
日本人の給与が低い理由
日本人は国際的に低い給料の本質をわかってない
なるほど!と、唸ってしまいました。
日経平均など株価がどんどん上がっているのに、自分のような庶民の懐事情は全然よくならないのが不思議だったんですが、この解説で腑に落ちました。
逆だったんですね。株価が上がるから庶民も豊かになるのではなく、庶民が豊かにならないから企業が儲かって株価が上がるということだったわけです。
米国の経済は堅調
昔からすごい疑問なのですが、米国の経済はどんな時も堅調なんですよね。
日本は借金だらけで国が破綻するみたいなことを言われていますが、米国の借金のほうが日本よりずっと多いにもかかわらず、米国人の給与も株価も上がり続けています。
米国ではノーベル賞を受賞した経済学者がたくさんいて、その人達がうまく財政をリードしているのでしょうか(素人の疑問)?
経済のカイゼンってやらないの?
日本では20年間インフレ目標2%と言いながら、インフレどころかずっとデフレのまま。
日本の企業は改善活動が得意で、ほんのちょっとした改善を積み重ねて品質を上げていくというイメージなのですが、こと経済になると全く改善が行われないのが不思議です。
「昨年はこの点が問題でインフレにならなかったので、今年はこの点を改善します」的な議論が全く聞こえてこないのはなぜなのでしょう?
それとも、問題はわかっていながらあえて放置している?
コロナ禍で米国では200兆円の財政出動をするというのに、日本は国の支出が30兆円なのだとか。規模が全然違います。
この数値を見て日本の経済学者は日本が正しくて、米国は危険と思っているのでしょうか?
まとめ
日本の経済が回復して、最新のiPhoneが6万円で買える時代が来てくれることを強く望んでいます(苦笑)。