米国版の初代ファミスタが存在していた!
今ごろになって知った事実にびっくり。
初代ファミスタは結構遊んだのだが、初代ファミスタはなんとR.B.I. Baseballという名前で米国でリリースされていたとは。
R.B.I. Baseballが発売されたのが1986年。自分はこの頃ちょうど米国留学中で、ゲーセンでアーケードゲームのファミスタはよくプレーしていた。
1986年米国でファミコン発売
また1986年に米国で発売されたファミコン(米国ではNintendo Entertainment System略してNES)本体をいち早く購入し、同時に購入したゴルフやテニスゲームをやっていた。
ただ、米国のNESにファミスタがあるとは全く思わなかった。その理由はこれ。
このパッケージデザインでファミスタの米国版であることをわかれというのは無理というのものだ(苦笑)。
その当時米国のゲーセンにあるアーケードゲームのうち、米国メーカー(ATARI等)のゲームは自分(日本人)の感性に全く響かないもの(はっきり言えばクソゲー)が多かった。なので、ファミコンソフトも同様で、このパッケージをみていたとしても”絶対に買ってはいけないゲーム”の類だと判断していたに違いない。
R.B.I. ベースボールの選手は実名
さて、ファミスタ米国版である。R.B.I. Baseballであるが、米国はメジャーの選手会が公認してくれているので実名でプレーが出来る。本家の日本版ではNPBや選手会のライセンスを受けていないので、それっぽい選手の名前でプレーしなくてはいけないところが大きく異なる。ここらへんはATARIの力ということなのだろう。
登録されていた有名選手:
- George Brett
- Dale Murphy
- Andre Dawson
- Mark McGwire
- Andrés Galarraga
- José Canseco
- Nolan Ryan
- Roger Clemens
選手会公認である一方で、MLBの公認ではないのでチーム名は使用出来ない。よって、ゲーム内では都市名だけの表記となっている。
登録都市:
- Boston
- California
- Detroit
- Houston
- Minnesota
- New York
- St. Louis
- San Francisco
日米画面比較
米国版の変更点
- インニング表記:表と裏→TopとBot
- 球速表示:km/h→mph
- 防御率:ER→ERA
- 打者情報:1段→2段
- ストライク・ボール表記:SBOボールの数量→BSO数字表記
- チーム数:日本12、米国10
実際のプレー動画とコメント
コメント
- 中学時代、友達と徹夜で何時間もやったなー。足が一番速かったからいつもセントルイスでプレーするのが好きだった。
- これまで最高のゲームだった。
- 子供時代はこれが大好きだった。何時間もこれで時間を無駄にした。BGMを聞いたら自然にマウスをたたいていたよ。
- などなど
などなど、好意的なコメントがほとんどだ。ただ、「これはPCのゲーム?」とか、「BGMをはじめて聞いた」というような若者だろうと思われる人達からのコメントもちらほらあったりする。
その後のR.B.I.ベースボール
R.B.I. Baseball 2になり独自に進化をはじめる。基本的な動作は1と同じだが、アニメ調のキャラが実際の人に近いかたちになる。たぶん日本的なかわいいキャラでは、米国の野球ファン層に受け入れられなかったのかもしれない。
R.B.I. Baseball 4となり、インターフェースは同じものの、さらに実際の野球の形になってくる。
R.B.I. Baseball 2019となるとさらにリアルそのもの。インターフェースも全くことなっており、完全にファミスタの面影はない。このゲームのインターフェスを観て、なぜかいやーんな感じがするのは自分だけなのだろうか(苦笑)。
まとめ
- 1986年にファミスタが米国でもR.B.I. Baseballという名前で発売されていた。
- R.B.I. Baseballはメジャーリーグ選手会公認のゲームとして実際の選手名が使用されていた。
- R.B.I. Baseball2から独自進化を遂げた。