【現状維持バイアス】日本でiPhoneのシェアが高い理由を考えてみた

日本人はiPhoneがお好き

日本人はiPhoneが好き

日本人のスマホのシェアですが、Appleが約6割と断トツのトップとなっています。

なぜiPhoneがそんなにシェア高いのかというと、2つ理由があって1つは「最初に使うスマホがiPhoneである可能性が高いこと」もう1つは「iPhoneから他のスマホに乗り換えない」ことなのだと思います。
 

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高校生のスマホはiPhone

MMD調べによると中学生でのiPhoneのシェアは3人に1人なのですが、高校生になるとiPhoneのシェアが3人に2人となります。

うわさでは、高校生は「iPhoneじゃないと恥ずかしい」、「iPhoneじゃないと仲間はずれにされる」と言われているらしいです(苦笑)。

中学生ぐらいまでは親が安いアンドロイドを買い与えているようなのですが、高校生になる段階で上のように言われて、親はしぶしぶiPhoneに機種変更してあげているのではないかと想像します。もしくは自分でアルバイトをしたお金でiPhoneに乗り換えているのかもしれません。
 

iPhoneを使い続けている

で、この高校生の3人に2人がiPhoneというのは、日本人全体のシェア率とほぼ同じです。ということは、たぶん高校生の時iPhoneを使っていた人はほぼそのままiPhoneを使い続けているのではないでしょうか。

なぜ乗り換えないかと言えば「iPhoneが好きだから」という前向きな理由ではなく、「乗り換えがめんどうくさいから」ではないかと想像します。

iPhoneからアンドロイドに乗り換えるには、アプリをダウロードして、データを移行して、新しい操作を覚えて...などなどやることがいっぱいあって面倒です。

忙しい日本人にはそんな時間的な余裕はありません。だったら多少iPhoneが高くてもiPhoneを使い続けようと思います。というかiPhone以外にするという選択肢さえないでしょう。
 

人は変化が嫌い

人はもともと変化すること嫌いです。

「変化が生み出す将来の結果よりも、現状のほうが良いに違いない」と偏った考えをしてしまう傾向があります。これを「現状維持バイアス」と呼びます。

人は、現状よりも変化後のメリットが2〜3倍あることが見込めないと変化しようと思わないのだとか。

つまり、iPhoneからアンドロイドに乗り換えるには、アンドロイドに2〜3倍の魅力が必要ということになるのですが、現状そうなっていないということです。

将来、アンドロイドにすごいキラーアプリが登場すれば、ひょっとすると日本人の現状維持バイアスを打破できるかもしれません。

追記)
2021年のMMDの調査ではアップルのシェアがダウンしてきています。理由は価格が高いから。コロナ禍で収入減が響いているのかもしれません。一方でアンドロイドから安価なiPhone SEに乗り換えている人も一定数いる様子です。


 
 

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