ティム・クック氏来日
最近のアップルの業績が良いとか悪いとかいろいろと言われています。
総務省の横槍のせいで、たぶん日本ではiPhoneの売れ行きが昔ほどの勢いがなくなってきているのではないかと危惧しています。
その埋め合わせとしてSIMフリーiPhoneを量販店に投入して回復を目指している感じです。
また、川崎にもアップルのお店が出来ましたが、こうやって多くの人にアップルロゴを目にしてもらってアップルのブランディングを高めようと(忘れられないように?)しているのかもしれません。
ティム・クック氏の来日目的は、次世代の液晶パネルの視察だとか、教育市場への積極参入だとか、アップル社員への激励だとかいろいろと言われていますが正確なことはわかりません。
クリスマス前にコストの全くかからないプロモーション
ただ、1つ言えるのは、「アップルの社長」が来日するというだけで報道陣が勝手につめかけて、アップルストアを映し出し、iPhoneやMacを使っているところをニュースにしてくれるわけです。こんなCEOは世界でも数名ではないでしょうか。アップルとしてはクリスマス前にコストの全くかからないプロモーションです。
ジョブスがCEOの時はジョブスのカリスマ性で報道陣が集まった可能性がありますが、ティムの場合は何か特別なことをしたわけではありません。アップルのブランドをジョブスから引き継いただけです。つまり報道陣が集まる理由はティムではなく「アップルのCEO」だということです。このことからもいかにアップルのブランドがすごいのかがわかります。
最近はiPhoneよりもアンドロイド携帯の技術力のほうが上なのですが、こういうブランドの影響力はどんな技術があるメーカーでも敵わないですね。
ティム・クック氏はこのブランディングをさらに高めることが出来るのかどうか楽しみです。