ある本のコメントがちょっと荒れていた
元某ファーストフードの店長さんが書いた本がアマゾンで販売されていました。
その本のコメント欄には「感動した」という人と「ふざけるな」と書いた人が半々ぐらいいました。
ふざけるなと書いた人のコメントを読むと、この元店長さんは店を成功させるために会社に言われてもいない時間に働き(サービス残業)、それに感動したアルバイトの人が無給で手伝いに来てくれたという話しがあったということなんです(自分は読んでいないので詳細は不明です)。
それに対して、コメントを書いた人は「この人はブラック店長でそんなことを美談にしているとは何事か!」と怒っていたわけです。
以前、プロジェクトXのコメントで感じた同じ思いが湧いてきました。
これはおっさんの価値観なのかもしれませんが、給与をもらって働くだけが働くってことではないように思うんですよね。
ボランティア活動とサービス残業
例えばボランティア活動ってなぜするかといえば、困っている人を助けることで相手をハッピーにして、それで自分もハッピーになるというダブルハピネスが達成できるからなのだと思います。それはプライスレスで、無償でも(無償だから?)価値があるわけです。
それと同じで、職場で何か達成するために徹夜だろうがサービス残業だろうが、喜んでやるのならありだと思っています。それで同僚や上司やその職場全体がハッピーになれるのであれば、自分もハッピーになれるわけです。それはプライスレスです。
もちろん無理強いしてもされてもいけません。ただ個人個人がその職場のために進んでやるのであればそれを悪く言う理由はないように思います。
そういうお金にならないことが、自分の満足度や、経験値を上げることになると思うんですよね。全然見ず知らずの遠くで被災した人を助けるのも素敵ですが、職場の隣の上司や同僚を助けるのも立派なことだと思うのです。
安い給料なのにやってられるかという若者が大勢いることとは思います。だからこそ、逆に給料で得られない何かを現物支給として頂くという考え方もありなはずです。
なんでもかんでも、企業なんだから金を出せ、社員やバイトに余計なことをさせるなというのも、ちょっと淋しいような気がするんですけどね。時代でしょうか。