【Forget-me-not】尾崎豊から英語を学ぶ【忘れな草】

尾崎豊Forgetmenot

命を削って歌う尾崎豊

Youtubeのおすすめになぜか尾崎豊が現れました。

自分は特に尾崎豊のファンではありませんが、「I love You」や「15の夜」ぐらいは知っています。

ただ、今回のおすすめは【Forget-me-not】という初めて聞く英語タイトルの歌。

Forget-me-notってどういう意味?

ということで、とりあえず動画を観てみました。

動画を観て、自分のような音楽素人でも尾崎豊は特異であることがわかりました。

動画のコメントを読んでみると、「魂を込めて歌っている」とか「命を削っている」という表現がありました。自分もそう感じました。すごいアーティストだったわけです。
 

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【Forget-me-not】とは【忘れな草】

で、歌の中で以下のフレーズがありました。

君がおしえてくれた 花の名前は 街にうもれそうな 小さなわすれな草

Forget-me-notとは忘れな草のことだったんですね。初めて知りました。
 

忘れな草の名前の由来

で、疑問が湧きました。

【Forget-me-not】って英語の言い回しにしては不自然ではないか?ということ。

で、Wikipediaをチェックしてよると、中世ドイツの悲恋伝説に登場する主人公の言葉だったとか。

昔、騎士ルドルフは、ドナウ川の岸辺に咲くこの花を、恋人ベルタのために摘もうと岸を降りたが、誤って川の流れに飲まれてしまう。ルドルフは最後の力を尽くして花を岸に投げ、„Vergiss-mein-nicht!“(僕を忘れないで)という言葉を残して死んだ。残されたベルタはルドルフの墓にその花を供え、彼の最期の言葉を花の名にした。

なるほど、ドイツ語の„Vergiss-mein-nicht!“をそのまま英単語に置き換えたというわけですね。

通常英語ならNot-Foget-meってなりそうなものなので不思議に思ったわけです。

で、日本語名の【忘れな草】は1905年(明治38年)に植物学者の川上滝弥によって名前が付けられたとのこと。

なかなか粋な訳だなと感心しました。
 

それにしても尾崎の歌はもの哀しい

この歌の彼と彼女について多くは語られないのですが、二人の関係がありありと目に浮かぶわけです。

たぶん、そのありありとしたものは、人によって異なるのだと思いますが、どこか幸せになれない二人を感じるはずです。

だって、「幸せかい?」なんて、幸せな人は聞かないわけですから。

大都会(大人)の不条理に飲み込まれている二人。

まさに二人の存在が【忘れな草】のようで、きれいだけれど、何もできずにただひっそりと咲いているだけということなんでしょうね。

この動画を観てしんみりとしてしまいました。
 

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