人の感覚は結構いい加減なことを多くの人が知っている。同じ温度でも寒い外から入ってくれば暖かく感じるし、逆に暖かいお風呂から出てくると寒いと感じたりする。
そういう、曖昧な感覚を頼りに生活している人類というのは、結構テキトーな存在だと思う。
もちろん、Macユーザーも同様だ(苦笑)。
で、人には5感があるが、その感覚には共通して以下のような3つの特徴がある。
特徴1.比較には敏感だが、単体には鈍感。
特徴2.小さい変化には敏感だが、大きな変化には鈍感。
特徴3.マイナスの変化には敏感だが、プラスの変化には鈍感。
で、それぞれの特徴についてわかりやすいようにMacユーザーの感覚を用いて解説してみる。
特徴1.比較には敏感だが、単体には鈍感。
2台あるMacを使ってもらって、どちらが速い?という質問にはほとんど人が正解する。
本当に微妙な速さの違いでも見分ける感覚が人には備わっている。
自分と他人のマシンの速さの違いを察知する能力は桁外れにすごいものがある(苦笑)。
でも、1台のMacを使ってもらって、これは何GHzのスピード?という質問にまず答えれらない。
特徴2.小さい変化には敏感だが、大きな変化には鈍感。
その昔ボンダイのiMacが233MHzだったのだが、これがiMac DVになると400MHzとなった。
その差はわずか167MHzであったが、劇的に速くなったと感じた。
一方でiMac 2009年モデルは2.0GHzで2011年モデルは3.1GHzになった。
その差は1GHz以上もあるにも関わらず、スピード差こんな物かという風に感じた。
つまり、遅いMacが少しでも速くなるとすごく速くなったと感じ、
もともと速いMacがさらに速くなってもそれほど速くなったとは感じないということである。
特徴3.マイナスの変化には敏感だが、プラスの変化には鈍感。
古いMacから新しいMacに乗り換えてみると、(機種にもよるが)それほど速いとは感じない。
しかし、新しいMacに慣れてから、古いMacを使ってみると”遅っ”なんて言ってしまうほどに、すごく遅く感じてしまう。
速いMacに慣れると遅いMacに戻れなくなるというこの感覚によるものだ。
さて、これらの感覚はどのようにMacユーザーに影響を与えているのか次回説明したい。
続きの”新しいMacを購入して長期間幸せを維持するコツ”はこちらからどうぞ。
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