みなさんこんにちは、遠藤です。
私のいる東京ではもうすっかりサクラのシーズンです。
上野公園ではサクラは満開でした。
サクラというとソメイヨシノが有名ですが、公園を見て回るといろいろなサクラの種を見つけることができます。
これがソメイヨシノ。特徴は
・花のあとに葉が出ます
すなわち葉と花は同時には見られません。
この写真はオオシマザクラです。
上野公園に何本か見つけることができました。
特徴は
・葉と花は同時に見られます。
オオシマザクラの葉にはクマリンと呼ばれる芳香物質があり、桜餅を包むのに使われます。桜餅のあのすがすがしい香りはオオシマザクラの葉に由来しているのです。
もう一種、有名なサクラで葉と花が同時に見られる種にヤマザクラがあります。
ヤマザクラの若い葉の色は赤いですからそこを見て区別できます。
公園にあるサクラはそんなに種類が多くありませんのでこの3種を憶えておけば90%くらいのサクラは見分けられると思います。
サクラの種がだいたいわかってきたら今度は足元を見てみましょう。
サクラは散るときには普通1枚1枚散りますよね、ところが、こんな風に花ごと落ちていることがあります。
犯人さがしは簡単です。しばらくサクラを見てみていてください。すぐにわかりますよ。
実はヒヨドリや、スズメが花の根元にある密を吸うために花をつまんでは密を吸い、吸い終わった花を「ぽいっ」と捨てていたのでした。
お花見も東京では今週末が最後のチャンスのようですね。
お花見のついでに植物としてのサクラの観察もしてみてくださいね。