遠藤のモバイルガーデン:乱舞するハトがついばむもの ハトが教えてくれたケヤキの親心

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遠藤です。みなさんこんにちは、前々回のモバイルガーデンはちょっと難しかったですか?果実の進化シリーズは全部で3回を予定しています。

連続してやると、学校の授業みたいになってしまうので、あいだにちょっとしたお話を挟みながらやってゆきたいと思います。

最近ではすぐに日が斜めになって、暮れやすい日々ですね。
そんなある日の午後、大学の校内を歩いていると、ハトがたくさん集まっているところがあるのを発見しました。
 

ハトたちは何をしていると思いますか?

近くに寄っていっても全然逃げないので、写真の左側にある階段に腰をかけて、彼らが何をしているのか見てみました。

何かついばんでいるようでしたが、地面には葉っぱがあるだけで、食べ物があるようには見えませんでした。

ハトにはちょっと悪いのですが、ハトにどいてもらって、そこに何があるのかを見てみました。

最初はわからなかったのですが、
 

どうやらハトたちはこの落ちている小さな枝をついばんでいるようでした。

更によく見ると・・・

赤い矢印にあるのはケヤキの果実です。ハトはこの果実を食べていたのですね。

ケヤキは果実を果実の着いた枝ごと落とすようです。たくさん見てみたのですが、どれも果実は枝に着いたまま落ちていました。

そんなケヤキの果実の着いた枝を1つ持って高いところから落として見ました。そうすると、すーっと、紙飛行機のように遠くへ飛んでゆきました。

果実のままだと親の木の下に落ちるだけですが、枝と葉を付けて果実を落とすことで果実を風に乗せて遠くに運ぶことができるのだと思います。

種子は子供で、枝は母の体からできています。

自分の身を削って子供を送り出す親心なんだな、と思いました。
 
 
 

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