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選択肢を多く持つことは自由...とは限らない。

ダン・アリエリー著 予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)にて興味深い実験が書かれていた。実験はこんな感じ。

PC画面にA・B・Cという3つの扉がついた部屋がある。被験者はPC上で全部で100回クリック出来る。扉を開けるのに1クリックが必要で、その後にその部屋の中でクリックをするとある範囲(数十円〜100円程度)賞金が発生し、それを獲得出来る。部屋ごとに発生する賞金の範囲が多少異なっているので、賞金獲得額が高めに出る部屋と低めに出る部屋がある。通常の被験者は、Aの扉を開け部屋に入り3クリック程度して、次にBの扉を開けて部屋に入り3クリック程度し、次にCの扉をあけて部屋に入り3クリックする、そして一番多く賞金を得た部屋に戻りそこで全クリックを使って賞金を得る、そうだ。

そこでちょっとアレンジ。ある部屋に入った後、別の部屋に入ると、元いた部屋の扉が12クリック後に閉まり、一度閉まったら二度と開かなくなるようにプログラムを変更した。被験者は最初と同じようにA、B、Cに入って一番多く賞金を得た部屋をチェック。そして特定の部屋で全クリックを使い切るかと思いきや、別の扉が完全に閉まらないように、定期的にもとの部屋に戻り数クリックし、また閉まりそうになっている部屋に行き数クリックをすることを繰り返した。その結果、最初の実験よりも獲得賞金額が減ってしまった、という。つまり人は選択肢が減ることを嫌って、多少コストを払っても多くの選択肢を確保しておきたいという気持ちがあるらしい。

著者のダン・アリエリーはこの実験を通して、人生でも同じ過ちをおかしていないかと警告している。特に自分にとってほとんど価値のない選択肢でもそれを失うことが怖くて振り回される。そして最悪なのは価値のない選択肢達に惑わされて、本当に必要な選択が出来なくなることだ、という。例えば、最新の情報を得るために、常にTwitterやFacebookやブログを巡回し、RSSに登録し、メールをチェックし続ける。仕事をする時間、家族との時間、睡眠時間などなど本当に必要なのはそういう時間なことはわかっていてもだ。

うーん、自分は結構この状態にハマっているなと反省。

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