スペシャルイベントにもう興味がなくなってます
本日の深夜(明日の早朝)にアップルのスペシャルイベントが行われます。
昔はMac World Expoサンフランシスコ、それからMac World Expoボストンでの基調講演が大きな発表の場でした。しかしMac World Expoが無くなった今日ではこのようなスペシャルイベント発表の場になっています。
ただ、自分の中ではもうスペシャルイベントにかつてような感動を覚えなくなりました。
ワクワク感の理由
かつてのMac Worldでの発表はワクワク感一杯でした。
その理由は3つあると自分は思っています。
理由1:スティーブ・ジョブスというカリスマが完璧なプレゼンを行っていたこと。
とにかくジョブスのプレゼンには人を魅了する何かがあって、彼の話口に引き込まれてしまうのです。プレゼンと聞いていて心地良いというか、うっとりしてしまうというか。時間が経つのを忘れて没頭している感じでした。
プレゼンの最後に”One more thing”というようなサプライズがあったりして楽しかったものです。彼のプレゼンが最高のエンターテイメントでした。
でも残念ながら今はそれがありません。
理由2:インターネットがあまり普及していなかったこと。
かつて基調講演のネット中継などありませんでしたから、基調講演のためにMac Worldに行くか、衛星中継を観ることが出来る施設に行く必要がありました。
自分がNewer Technologyに勤めていた当時、町にある唯一のMacの専門店が基調講演の衛星中継を観られる場所で、その発表が行われる朝は特別にお店を開放してパブリックビューイングをしていました(新製品が発表後は、そのお店ですぐに予約を受け付けていたので営業のイベントだったといえますが)。なので、Macオタクが集まるパーティのような感じで楽しかったです。
今ではネットができて、個人個人でイベントを見るようになっています。もっともSNSやネット配信でMacユーザー同士が集まって別の盛り上がりを見せていることは知っていますが。
理由3:新製品の情報リークがなかったこと。
当日になるまでほぼ何が発表されるのかわかりませんでした。これはジョブスが情報をリークした人間をクビにしたり、訴えると脅していたために情報統制ができていたものと思われます。
しかし、ジョブスがいなくなってからというもの、情報がいたるところから漏れて、当日のイベントで何が発表されるのかがほぼわかってしまっています。そのためサプライズ感が全くなくなってしまっているのが現実です。
最後に
ということで、昔は眠い目をこすりながらこの手のイベントを観ていましたが、今はそうそうに眠って、起きてから速報を読むような感じになっています。もしかしたら、単純に年老いたために夜遅くまで起きていられなくなったからかもしれないのですが(苦笑)。