留学に向かう空港の売店でいきなり米国文化の軽いジャブを食らう

米国空港のスナックバー
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オレンジジュースの思い出

ツイッターを観ていたらこの動画が出てきたのですが、面白いと思う前に「もったいないなー」と思ってしまう自分は小市民です。

この動画を観たら、40年前にはじめて米国留学に向かった空港で飲んだオレンジジュースのことを思い出しました。

米国のフライトの乗り続きで、降りた空港(たぶんシカゴかデトロイトだと思うのですが)での出来事です。

ソフトドリンクを買おうと周りを見渡しても自販機やコンビニがありません。あるのはコーヒーやソフトドリンクが売られている売店だけです。まだ英語もままならない自分にとってはカウンターのおばさんと話すのは勇気が必要だったのですが、のどが渇いていたのでいたしかたありません。

自分が頼めそうなものはオレンジジュースぐらいだったので、そう頼みました。するとおばさんはカップを1つ取り出し、冷蔵庫にあった1リットルの紙パックのオレンジジュースを注いで出してくれました。
 

米国文化の軽いジャブ

その時に2つの米国のカルチャーを思い知らされました。

1つは価格。オレンジジュースの代金はおよそ5ドルでした。その当時の為替レートが1ドル250円ぐらでしたから1杯1,250円のオレンジジュースなわけです。空港であることを考えても、オレンジジュースが1杯1,250円はちょっと高すぎだろ!と、びびりました。

もう1つは商売が雑すぎること。1リットルの紙パックに入ったオレンジジュースをスーパーで買えば1ドルとか2ドルなのに、それをカップに容器に移し替えただけで3倍とか4倍の代金を請求する、その売り方っておかしくないか?ということ。

オレンジジュースをどのように入手してどのような価格で売るかはお店の自由です。それについては全く反対しません。でもその工程は隠しておくほうが美しいわけです。

その場でオレンジを絞って出せとは言わないですが、紙パックから容器に移すところは隠すとか、見せるならオレンジジュースにレモンをいれるとか、何かちょっと手を加え分価格が高めですという感じが欲しいわけです。

でもありのまま包み隠さず売るというのが米国流でした。

こうして留学地到着前に米国カルチャーの軽いジャブを食らったのでした(本格的なカルチャーショックはその後4年間でノックアウトされるほど受けました(苦笑))。
 

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