表計算ソフトとの出会い
自分が表計算ソフトに出会ったのは今からおよそ35年前です。
大学の「コンピューター初級」の授業でBASIC言語と表計算ソフトとワープロと簡単なデータベースを学んだのでした。コンピュータはアップルIIe。その当時アップルIIeでフロッピーディスクに入ったアップルワークスが動作していました。
そこで多くの関数を使った実習が行われ、幸いにも自分はその授業で最低限の使い方をマスターしました。
大学を卒業して日本の企業に勤めるようになると、その当時主力のパソコンははNECの98でした。そこで動作していた表計算ソフトはロータス1-2-3でした。Lotus1-2-3もアップルワークスの基本的な概念は同じでしたから慣れるのに時間がかかりませんでした。
その後会社に導入されたMacでクラリスワークスを使いその後はアップルのアップルワークスになったように記憶しています。
今ではNumbersをメインに使い、時々Excelを使います。
若者はどこでExcelを学ぶの?
前回、若者のPC離れについて書きました。
ところで今の若者はどこで表計算ソフトを習うのでしょうか?
こんな面白い話を聞いたことがあります。
ある新入社員にExcelを使ってとある表を作らせたそうです。なかなかきれいに出来ていたそうです。そしてその表を用いて、ある数値を変更したところ合計値が変化せずそのままの数値だったそうです。おかしいなと思ってそのセルを見てみると単純に数値が入力されているだけでした。
合計値を求めるにはsum関数を用いるのが常識ですが、その新入社員は自分の電卓で合計した数値を入力していただけだったそうです。
その部下はExcelのことを、数値に特化した罫線がきれいにひけるワープロソフトだと思っていたそうです。
パソコン離れどころかOffice離れも起こしているのかもしれません。