味の素の穴
自分の中学生の国語の先生から聞いた興味深い話がありました。
それは、調味料である味の素の売上を伸ばす方法についてです。
味の素社が「味の素」の売上を伸ばそうとマーケティングをしたがなかなかうまくいかない。どうしたものかと試行錯誤していると、ある社員が「中蓋の穴の大きさを大きくすれば使用量が増えて売上があがるのではないか?」と提案したという。実際に採用してみると見事売上が上がった。
というものでした。この話を聞いて、ちょっとした工夫の大切さに感動しました。
ググってみると、これは味の素社が公式に否定しており、都市伝説として広まったようですが(苦笑)。
道路脇にある羽つきの反射板
ドライバーの注意喚起のために車道沿いに反射板がついています。
これをデリネーターと言うそうです(自分はリフレクターだと思っていました)。
デリネーターには複数の種類があるのですが、そのうちの1つに丸いものがあります。
ただ、道路にあるデリネーターは雨風にさらされ汚れがついてしまいます。汚れてしまうと反射率が下がりデリネーターの役割を果たさなくなってしまいます。
そうならないように、定期的に清掃をする必要があります。
この汚れ防止のためにデリネータに工夫がされました。それがこれ。
丸いデリネーターに風車のような羽がついています。
この羽根の下にブラシがついていて、風で回転してデリネーターの表面についた汚れを落としてくれる仕組みになっています。
この羽つきデリネーターが素晴らしいのは、モーターのようなメカがないので電力不要でかつ壊れないこと。シンプルゆえにコストもそれほどかかりません。
この機能を知った時に、「賢い!」と感動しました。
近所の交差点にある羽つきデリネーター
ところで、近所の道路の中央分離帯に羽つきデリネーターが設置されているのですが、この3枚ある羽根の1つが欠けてしまって、どうも機能していないのです。
近くの横断歩道を通るたびに、これがちょっと気になっています。
清掃コストを削減するために導入したであろう羽つきデリネーターですが、皮肉なことに羽つきデリネーターを保守するためのコストが必要になってくるわけです。
羽つきデリネーターを導入したから、完全にメンテナンスフリーになるというわけではないことを横浜市?国土省?は認識してくれないといけないですね。
おまけ
余談ですが、自分は夜ジョギングするときはこの手のリフレクターをつけています。
クルマに乗っていてびっくりするのが、黒めの服を着ている人が電柱あたりから”ぬっ”と出てくるような場合です。
ドライバーの注意喚起のためにもリフレクターがあると便利です。