【ウーバーの危うさ】異物混入と食品配達業態の問題点

ウーバーイーツの問題点

ウーバーイーツが配達した唐揚げに絆創膏混入

先日、「大戸屋の唐揚げで絆創膏が一緒に揚げられていた」という事件について知りました。

概要を箇条書きにすると、以下のような感じです。
1.ケイタさんが大戸屋の唐揚げをウーバーイーツで注文。
2.届いた唐揚げから絆創膏が出てきた。
3.大戸屋にクレームをしたところウーバーイーツで
  注文したものは返品が出来ないと言われた。
4.返金には応じるので再度注文をしてほしいと言われた。
5.ただ、今日は忙しいので出来ないと言われ商品も作れないと言われた。
6.ケイタさんが本社と保健所に連絡。
7.交換の唐揚げがすぐに届いた。

とのことです。

この件、自分はネットニュースで知ったのですが、もともとのTweetは大戸屋の社長がケイタさんを直々に訪問して謝罪をされたとかで取り下げられていました。
 

何が問題だったのか?

食品を販売しているお店であれば、どんなに注意をしても異物混入は常にその可能性がわるわけです。

なので、今回はケイタさんが大戸屋にクレームを入れた時すぐに謝罪し、交換品を送ればそれほど大きな問題にならなかった可能性があります。特に絆創膏を食べちゃったわけではないですし。

ややこしくしたのは、ウーバー経由での注文だったこと。たぶんウーバーとお店の契約?決まり?で、どのような理由であれ料理の返品はしないということになっているのではないかと想像します。

お店から一度離れた食品が返品されても困ってしまいますからウーバーやお店としては対応は当然だと思います。

また、注文分の返金がされるわけなので、客が損をすることはありません。

ただし、今回の問題は異物混入だったのに謝罪もなしに、返品不可・返金対応のみという杓子定規に処理しようとしたことだったと思います。その点でケイタさんがカチンときたということだったのでしょう。

 

ウーバーの抱える問題点

実は自分は今回の問題の根幹には、ウーバーが抱えている問題点が見え隠れしているように感じています。

今回は大戸屋さんが非を認めたので、ある意味それほどの大事にはなりませんでした。ただ、もしこれがウーバーの配達員の絆創膏が混入していたらどうなっていたでしょうか?

たぶん、どうにもなりません。ウーバーが客に返金、そして配達員を解雇するぐらいです。

客がウーバーに謝罪を求めても、「それは配達員の問題なので弊社の責任ではありません」と言うでしょう。たぶん配達員は謝罪もせずに逃げて終わりです。
 

ウーバー配達員の配達する料理は安全?

ウーバーの配達員が配達中に料理に何をしているのか、配達員にしかわかりません。これ怖いです。

例えば料理をつまみ食いをする可能性があります。

それを防ぐ意味で「未開封シール」を貼っているお店があります。ただ、それもそっと剥がして貼り直すことも可能ですし、そもそも「未開封シール」を貼っていない小さなお店はいっぱいあります。

なので、ウーバーの配達員がつまみぐいしていない保証は何もありません。

つまみ食いならまだしも、配達中に料理を手で触ったり、なめたりすることも可能なわけです。こんなことをしてもまずばれません。

または料理に何か混ぜることも可能です。死ぬような毒であればバレてしまいますが、ツバを吐いたり、軽い下剤ぐらいならわからないでしょう。

それを食べている人をひそかにあざ笑う愉快犯的は配達員がいないという保証はどこにもありません。
 

信用の担保

お店の店員が運ぶ出前であればその可能性は限りなく小さくなります。なぜならそのような行為はお店の信用問題になるからです。

お店を出して商売をするというのはそれ相応のコストがかかります。原料の仕入れ・お店の賃料・光熱費・従業員の給与等を支払って経営をしています。

もしお店の信用を失えば経営が難しくなり、そのコストを全部社長がかぶることになります。

よって、そのコストが信用の担保になります。
 

従業員vsウーバー配達員

お店は信用を失うリスクを出来る限り排除します。

例えば出前をする従業員が料理に悪さをしないように教育もするし、万一不正をした場合に給与を差し止めるなどのペナルティーも設けることが出来ます。

従業員も信用を失墜させるようなことをすれば自分の職や給与が危うくなるので、それを避けるようになります。

これは小さなお店よりも大きなお店のほうがより顕著になります。一番顕著なのがチェーン店です。

例えばマクドナルドで何かトラブルが起きたら大変な信用問題になりますから、常に万全の対策をしています。

マクドナルドはかつて賞味期限切れの肉や、製造過程で床に落とした肉を再利用していた中国産のチキンナゲットが明るみに出て一気に信用を失いました。その後信用回復まで1年以上かかったはずです。かなり痛い目にあったと思います。

 

信用を担保するものがないウーバー配達員

ところが、恐ろしいことにウーバーの配達員は信用を担保するものは全くありません

ウーバーの配達員は、ウーバーから荷物の配達を依頼される個人事業主ということになっています。ウーバーが配達員を雇用しているわけではありませんから、配達員のトラブルの責任を負う必要はありません。

極端はことを言えば、ウーバーはお店と配達員をマッチングするアプリを提供しているだけなのです。

ウーバー配達員はトラブルを起こして、ウーバーやお店の信用を失墜させても何も失いません。

そしてウーバーの配達員は責任をとることもないでしょう。何か混入させるようなことをすれば犯罪ですから捕まりますが、民事的には数千円の料理に要求できる金額はなんてほとんどありませんから訴えられることもないでしょう。

駅前に軽トラを止めて地方から来たと何か販売しているおじさんや、大きなスーツケースにものを詰めて路上販売している行商人から、自分はものは買いません。なぜかという彼らには信用がないからです。何か問題が起きたら逃げることが出来るからです。特に野菜や果物など食べ物は怖くて食べられません。

 

ウーバーの危うい業態

こうやって考えてみると、ウーバーというのは大変危うい業態だとわかります。

店はウーバー配達員が悪いことをしないと信用しているのでしょうか?

いえいえ、単純に従業員を雇わなくて良いのでコスト削減だと思っているだけ。大切な店の料理をコストのためだけにどこの馬の骨ともわからない奴に託して良いものなのでしょうか。

注文者はウーバー配達員は悪いことをしないと信用しているのでしょうか?

いえいえ、単純にお店に出向くのが面倒なので、配達料でパシリを頼んだだけ。自分で食べる料理を、どこの馬の骨ともわからない奴が何をしているかもわからない状態で届くのをありがたく頂戴するのでしょうか。

考えすぎでしょうか?

たぶん近い将来、「世の中にむしゃくしゃしているウーバー配達員」が料理に故意に何かを混入させて捕まる日が来ると思いますよ、きっと。
 

ちなみに、こういう本を見てウーバーの配達員になりたい!なんて思う人もいるんでしょうね。

なお、このブログで、ウーバーやウーバーの配達員をディスっていることは全くありませんので、誤解がありませんように。

 

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