撮り鉄の迷惑動画
おすすめに撮り鉄のルール無視にJR社員が怒る動画が出てきました。
見てみると撮り鉄のルール違反はいけないことなのですが、真剣そのものだというのがわかります。
撮り鉄はとんでもない奴らだなと責めようかと思ったものの、よくよく考えてみれば自分も子供のころ同じように迷惑をかけていたのではないかと。
自分の場合は対象が鉄道ではなく、スーパーカーだったという違いだけです。
スーパーカーブーム
自分が小学生高学年の頃にスーパーカーブームがありました。
どこでそんな知識を得たのか今となっては思い出せないのですが、環八に行けばスーパーカーが見られということを知りました。
実際に環八に行ってみると、特定の輸入ディーラーにスーパーカーが展示されていました。
そこから、毎週のように品川区大井町から環八まで自転車で通ったのでした。
なぜ電車ではなく自転車だったのか?それは電車代を浮かせるため。
なぜ電車代を浮かせる必要があったかというと、その当時写真を撮るにはかなりのお金がかかったからです。
フィルムが1本1000円前後、撮影後には現像とプリント代がこれまた1000円前後したと記憶しています。とにかくお金がかかる趣味でした。
メモリーカードだけで撮影が楽しめる現在とは雲泥の差です。
輸入車ディーラー
環八沿いにはいくつかのスーパーカーを扱う輸入車ディーラーがあり、休みの日ともなると子供たちがディーラーの前に群がるわけです。
群がるだけでなく、ディラーのフェンスの間にカメラをつっこんだり、フェンスによじのぼったりとディーラーさんによく怒られました。
また、歩道を占拠したり、大声で話をしたりしていたので、ご近所さんにも迷惑をかけていたはず。
今となっては本当に恥ずかしい。反省しております。
スーパーカーの撮影
その当時、ディーラーはスーパーカーの撮影のために、お店の一角に子供たちを入れさせてくれていました。
当時は当然のことのように思っていましたが、今考えてみれば、ディーラーはよくそんなことをしたなと思わずにはいられません。
だって、ディーラーになんらメリットがないのですから。
子供たちにクルマの撮影をさせても絶対にスーパーカーを買うはずもなく、将来購入してもらうための先行投資と考えてもすごい遠い未来の話ですしw。
ディーラーの店員さんを何人か割り当てて、撮影の順番や時間を制限したり、撮影している子供が悪さをしないか監視する必要がありました。撮影中に、万一カメラやバッグなどでクルマに傷をつけられたら大損害ですから当然です。
そして子供たちの相手をしている間は、本当のお客様が来店されても対応が出来ないわけです。全くの営業妨害です。
今更ですが、その当時のディーラーさんに感謝せずにはいられません。ありがとうございました。
当時と現在
その当時の写真はないものかググってみましたらありました。
この写真が撮影されたのが”オートロマン”というレンガ造りのカーディーラー。環八でも一番有名なスーパーカーを扱うディーラーだったと思います。
現在は昔の建屋が壊され、FIATのディラーになっているようです。ちょっとだけ昔の面影が残っている感じはします。