米国のポテトチップスの大きな袋に驚愕
米国へ留学した当初、自分の身長ほどもある(ちょっと盛っている)巨大なポテトチップスの袋を見て驚きました。
でも、数ヶ月もするとそんなサイズのポテトチップスを自分から進んで購入するようになっていましたから慣れというのは恐ろしいです(苦笑)。
日本だとコストコに行くと実物を見ることができます。
アマゾンで調べたら米国からの輸入品が売られていました。なんと652g!(苦笑)。軽いとは言え輸入品なのでなかなかの値段です。
日本のポテチも大サイズへ
米国のサイズには及ばないものの、最近では日本でもポテトチップスの袋が大きくなってきています。
こちらカルビーのポテトチップス、大サイズ170g。
こちらがカルビーのポテトチップスの普通サイズ60g。
以前は大きなサイズの袋に違和感があったのですが、最近では見慣れてきて普通に感じるようになりました。
大袋化のメリット
メーカーが大きなサイズのものを販売するのには、単純に中身をたくさん売りたいからなのですが、その他に2つの大きなメリットがあるからです。
1.お得感を演出できる
普通サイズの大きさと価格について詳しい消費者も、新しい大きなサイズになるとよくわからず、大きいから安いに違いないと錯覚しがちです。
上のカルビーのポテトチップスは170gで約200円。一方普通サイズは60gで約70円。計算してみると重さあたりの価格はほぼ同じです。
でも大きいほうがなぜかお得と感じてしまいます。
2.ステルス値上げしやすい
将来、値上げの必要が出た場合、消費者は価格に敏感なので、価格を上げると売上が落ちてしまいます。
一方、容量については消費者は鈍感なので多少減らしても売上にそれほど大きな影響がでません。
これが、俗に言うステルス値上げってやつです。
そのステルス値上げですが、消費者が内容量に鈍感だとはいえ、小さいサイズの内容量を減らすと勘付きやすいです。一方、大きなサイズだと内容量を減らしてもあまり目立ちません。
なので、あらかじめ大きなサイズにして、少しづつ量を減らしていくというのがメーカーの常套手段です。
ここらへんのからくりは以下にまとめています。大きな袋や、ファミリーパックには注意が必要です。
結論
大きなサイズの袋をみたら、喜んでいるばかりではなく、何か裏があるのではなかと疑うべきです。
メーカーは慈善事業をしているわけではありません。消費者から少しでも多くの利益を得ようとしているのですから、メーカーの戦略にひっかからないように賢くなることも大切です。