付箋紙に印刷を行う場合、プリンターの種類によっては紙詰まりが起こる可能性があります。
可能性は低いと思いますが、詰まりかたによってはプリンターを分解清掃する必要があるようなことも考えられます。
ですので、この方法は自己責任にて行ってください。
既存のプリンターで横長付箋紙に印刷する
前回、以下で7.5cm角の付箋紙に印刷する方法について解説しました。
今回は、横長の付箋紙に印刷する方法を解説します。
やりかたは基本的には同じなのですが、印刷方向が異なります。
というのも、横長付箋紙を横向きに貼って印刷しようとすると、給紙途中で付箋紙がはがれて紙詰まりを起こすからです。
ですので、縦向きに貼る必要があります。
ただ、この貼り方では縦書きしか出来ないではないかとお考えですか?いえいえ、そんなことはありません。
フォーマットをA4横で作成すれば全く問題ありません。
MacならPagesがおすすめ
PCユーザーであれば、位置決めをして印刷する場合、Word, Excelなどが適していると思いますが、Macユーザーであれば標準アプリのPagesが最適です。
Pagesでの印字方法
1.Pagesで新規にA4横の無地の書類を1枚作成します。
2.その書類に四角の図形を挿入します。
3.四角の図形を選択し、右カラムの塗りつぶしを”塗りつぶし無し”にし、枠線を”線”に変更します。
すると、このように枠線だけの四角が出来ます。
4.次に付箋紙のサイズを入力します。横長の付箋紙のサイズは約7.5cmx2.5cmなので、それよりも少し小さな7.2cmx2.2cmの四角とします。ポイントはちょっと小さめにするところです。同じ大きさにしてしまうと、印字の時に文字が微妙にはみ出てしまう可能性があるのでちょっとだけ小さめがおすすめです。
実際の付箋紙のサイズよりも枠をちょっと小さめにしましょう。同じ大きさにしてしまうと、印字の時に文字が微妙にはみ出てしまう可能性があるのでちょっとだけ小さめがおすすめです。
5.これをコピペして、A4用紙にフィットするようにレイアウトします。
この何も書かれていない枠だけの状態で一度プリントします。
6.次に、印刷した用紙の枠にあわせて付箋紙を貼ります。
ちなみに、A4全面に付箋紙をはらなくても、必要に応じて1枚からでも印刷出来ます。
7.これを手差しトレーに差し込みます。
必ず手差しで給紙してください。トレーからの印刷の場合、裏表が反転されて給紙されるケースがほとんどです。その際に、ポストイットがA4用紙から剥がれて、紙詰まりを起こす可能性が高くなります。
8.次にPagesの枠内に印字したいテキストを入力します。
枠を選択し、右カラムのタブを”テキスト”に変更し、テキストのカラーを黒として、タイプするとテキストが入ります。
枠内にテキスト入力する場合、枠をダブルクリックすると枠内にカーソルが移ります
今後、別の内容を印字したい場合に、この用紙をひながたとして用いるので保存しておくと便利です。
入力が終わったら、枠線を選択し、右タブの”スタイル”から”枠線なし”を選択して、枠線を消します。
9.印刷します。
以下のように印刷されました。
あとは、付箋紙をA4用紙から剥がして、使うだけです。
もちろん図形や画像の印刷も可能です。
はってはがせるのりも便利
上のようなやり方が面倒くさかったら...
普通紙に印刷して、付箋紙型に切り取り、はってはがせるのりで貼り付ける方法が、比較的コスパが良く簡単です。
私が探したところはってはがせるのりは2種類あります。
1つはスティックのりタイプ。
もう1つはテープタイプ。
これで完璧です。
付箋紙用のラベルに印刷
貼ってはがせるタイプのラベルがあります。
ただ、これはポストイットとは異なり全面ペタッと貼り付けるタイプ。くっつくという点では同じですが、若干ニュアンスが異なります。
これなら、汎用のプリンターラベルに印字して、印字したラベルを付箋紙に貼るほうが安いかもしれません。
付箋紙用プリンターで印刷
本体の価格がなかなかな上に、付箋紙サイズが細長いものだけなのが難点です。ただし、圧倒的にきれいで簡単なので、会社等で使用するにはよいかもしれません。