ルパン三世TV版4本を放送
金曜ロードショーで「みんなが選んだルパン三世」というTV版人気の4本を放送したのだとか。
そのうち、「死の翼アルバトロス」「さらば愛しきルパンよ」はリアルタイムに観た世代です。
ファーストルパンはリアルタイムでは観ていませんが、夕方18時前後の再放送で何度も何度も観ました(苦笑)。
「死の翼アルバトロス」は偶然知った
「ルパン三世(第2シリーズ)」放送当時、アニメブームまっただなかでした。
自分は毎週のように大泉学園の東映動画に通っていました。東映動画には多くのアニメファンが集まっており、各自持ち寄ったセル画を販売や交換をしていました。
その中で、業界に精通しているアニメファンが「明日のルパンは宮崎駿がやる回だからビデオに録画しなくては」と話しているのを偶然小耳に挟みました。
その彼の予告通り宮崎駿のルパンが放送されました。それが「死の翼アルバトロス」。30分枠にもかかわらず映画1本分が濃縮されたかのようなストーリー。30分があっというまに過ぎました。
そして最終回の「さらば愛しきルパンよ」も最高であったことは言うまでもありません。
「ルパン三世(第2シリーズ)」がドタバタ化
「ルパン三世(第2シリーズ)」は開始から数ヶ月は楽しく観ていましたが、途中からネタがつきたのかコントのような話しばかりで興味が無くなっていました。
何かの回で「斬鉄剣に弱点があって、こんにゃくが切れない」というとんでもない設定に、ルパンも終わりだと子供心に思っていました。
そんな中での、宮崎駿のルパンはうれしかった。これが待ち望んでいたルパンなんだと感動しました。
ルパンのセル画
ちなみに、「ルパン三世(第2シリーズ)」のセル画は東京ムービー新社のブースで、二束三文で売られておりました。
たとえばこんなルパンのセルをもっていました。
波打っているのは、加水分解でビネガーシンドロームになっているためです。この手のセル画が10枚前後入った福袋が500〜1000円ぐらいだったように記憶しています。
ところが、「死の翼アルバトロス」と「さらば愛しきルパンよ」のセル画はほとんどで出回らなかったように思います。
その中で、自分が唯一入手できたのがこれ。
こちらは保管状態が良かったのか、ビネガーシンドロームになっていませんでした。
宮崎ルパンと言えば「カリオストロの城」
宮崎ルパンと言えば「カリオストロの城」が有名です。
「カリオストロの城」が上映された当時は、ビデオがやっと普及しはじめた頃で、「カリオストロの城」を観るには映画館に行くしかありませんでした。
興行成績が振るわなかった「カリオストロの城」はすぐに本上映終了となりましたが、その後各地の小さな映画館で上映されるようになりました。
「ぴあ」で「カリオストロの城」を上映している映画館を探しては、その映画館に出向いていました。自分と同じようなことをしているファンが多かったようで、場末の映画館でも「カリオストロの城」は結構混んでたのを覚えています。
「カリオストロの城」は「ぴあ」の年間ランキングで常に上位にいました。アニメにもかかわらず、その当時から多くの映画ファンに指示されていたということです。
ちなみにルパンの原作者のモンキー・パンチ氏の話も以下にあります。